トヨタのCセグメントコンパクトカー「カローラルミオン」は、「カローラスパシオ」の後を継ぐ新たなカローラファミリーの一員として、2007年10月に発売されました。カローラの名を冠するものの、プラットフォームは初代「オーリス/ブレイド」と共通となる他、初代「bB」を彷彿とさせるボディ形状を持つなど、ファミリーの中では異色の存在となっています。
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ワイドで背が高いディメンションが特徴
ボディタイプは5ドアハッチバックで、直線を基調としたボクシーなスタイリングを特徴とします。ボディサイズは全長4,210mm×全幅1,760mm×全高1,630~1,640mmで、3ナンバーサイズの全幅とミニバン並みの全高を備え、同じカローラファミリーの「アクシオ/フィールダー」と比較すると全長が短く全幅がワイドなディメンションとなっています。
ホイールベースは「オーリス/ブレイド」と同一の2,600mmで、車両重量は1,270~1,400kgとなっています。駆動方式はFFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式はオーリス/ブレイドと共通の前:ストラット式/後:トーションビーム式(FF)・ダブルウィッシュボーン式(4WD)を採用します。搭載エンジンは、発売当初は1.5L直4の1NZ-FE型と1.8L直4の2ZR-FE型が用意されました。
スペックは、前者が最高出力110ps/最大トルク14.3kgm、後者がFF車で最高出力136ps/最大トルク17.8kgm、4WD車で最高出力128ps/最大トルク16.9kgmでした。トランスミッションは全車CVTで、一部グレードに7速マニュアルモード付が搭載されました。インテリア面では、丸型4連式のセンターメーターを備えると共に、機能ごとに分かれた階層を3段に積み上げた個性的なデザインのインパネが特徴となっています。
グレード体系は「1.5X」「1.5G」「1.8S」の3種類が基本で、更に「1.5G」「1.8S」にはエアロパーツや皮巻ステアリングなどが備わる「エアロツアラー」が設定されます。装備面では、全車にSRSサイド&カーテンエアバッグシステムが標準装備される他、「1.5X」以外に9スピーカーシステム採用のオーディオシステムが、更に「1.8S」系にはディスチャージヘッドランプが備わります。
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カローラ ルミオンのCM
クルマのツボ カローラ ルミオン
エンジンの改良で燃費が向上
そして2009年12月にマイナーチェンジを実施し、内外装のデザインが一部変更されました。同時に、1.8L車のエンジンが可変バルブリフト制御の「バルブマチック」を採用した2ZR-FAE型に置換され、スペックがFF車で最高出力144ps/最大トルク17.9kgm、4WD車で最高出力136ps/最大トルク17kgmに向上すると共に、燃費が0.6~1.2km/L向上しました。又、1.5L車も改良により燃費が0.4km/L向上しました。
更に2013年1月の一部改良において、1.5L/1.8L車共にエンジンの燃焼効率改善やフリクション低減、CVTの伝達効率向上などにより燃費が更に向上しました。同時に、全車に横滑り防止装置「VSC」やトラクションコントロールが標準装備されました。
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