数年前の出来事です。車を毎日運転するようになってから3年ほど経った秋口、仕事で車を運転して目的地に向かっている時に、追突事故を起こしました。不慣れな道で、目的地である仕事の開始時間も迫り、焦っていた為かと思います。
ブレーキを踏むのが間に合わず追突
私は前に数台車が停まっている状態で、赤信号で停車していました。前の車が少し前進した際、てっきり青信号になったと思い、走り出すつもりでアクセルを踏み込みました。しかし、信号は青に変わったわけではなかったのです。前の車は車間距離を詰めるためなのか、少し前に移動しただけであり、私は、前の車が止まったのに気づきましたが、ブレーキを踏むのが間に合わず、追突しました。
私はすぐに車を停めて前の車の運転手の方に謝り、近くの空き地へと車を移動させてもらって、警察へと電話をしました。自分の保険会社へも連絡を入れました。また、仕事先に電話をし、本日は私抜きで進めてもらう旨をお願いしました(下っ端ですので支障はなかったのは不幸中の幸いでした)。到着は、警察よりも保険会社と提携している警備会社が先でした。警察が来るまで、15分はかかったと思います。
相手はむち打ちで全治1週間
追突した相手の車には2人が乗っており、追突直後は何ともないと仰っていましたが、警察が来て、現場検証や聞き取りなどを行っているうちに、首が痛いということで、時間外外来に行っていただくことになりました。時間外外来では次の日来てくれ、という事になったそうで次の日病院で専門の医者に行った結果、むち打ちで全治1週間程度だったとの事でした。
乗っていた車は、スバルのインプレッサ、17年式でした。バンパーが少しへこんだ位で、大きな損傷はなかったのですが、帰りは運転が怖く5分毎ぐらいに休憩しながら家に帰りました。人身事故扱いになり、免許停止の心配もありましたが、事故までは無事故無違反だったこと、数か月無事故無違反であれば点数は回復されるということで、免停はまぬがれました。免許がないと仕事にならないので、事故を起こすと、軽い事故でも免停になったりするので大変だと身にしみました。
3ヵ月掛かりようやく和解
事故から最初の週末に、保険会社に確認してから、親を同伴して被害者の方のお宅にお詫びに伺いました。普通に対応して頂き、特にひどい事も言われませんでしたが、まだ通院中のことでもあり、気持ちの上ではなかなか重苦しいものになりました。
和解までは3ヵ月ほど掛かりました。最初の1か月ほどは、毎週お加減を伺う電話をしていたのですが、もう止めて欲しいと言われたので切り上げました。その後は保険会社さんへお任せし、対応をしてもらいました。警察署へ調書を書きに行ったのも、大変苦々しい思い出です。変な事は言われませんでしたし、ひどく怒られもしなかったのですが、調書を確認され、サインをし、という作業は、自分が加害者であること、犯罪者として書類送検されるということを改めて認識させられる事でした。
私は幸い、大きな事故にはならなかったですが、軽傷でも人に怪我を負わせることは大変なことです。ほんの少しの不注意と焦りで、事故になってしまうのが車の運転だということも分かりました。事故を起こしてからは、時間に余裕を持って運転することを胆に銘じています。