TOYOTA 86 2013年式 型式ZN6 グレードGT 新車購入
価格はフットライトオプションのみで総額292万円です。内装はブラックのタイプAを選択しました(あえておとなしめの色を選択し、後で変える楽しみを残す事にしました)。この車を選んだ理由は詳細は後述しますが、そこそこの値段でFRでタイヤが4本積載出来て一応4人乗り、スポーツカーですが燃費が良い、何より走りが楽しいかつ新車となると他に選択肢がありませんでした。
あえて他の選択肢を出してくるとしたらBRZしかありませんでしたが、デザインが86の方が好み、アフターサービスがトヨタの方が安心、ホワイトメーターは86にしかないと言うのが決め手でした。親友の親戚がトヨタのディーラーマンだったのも多少影響がありました。肝心の走りについてのインプレッションですが、諸元だけを見ているとあまり良くない印象が正直ありました。
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ただの通勤でさえ楽しくなって
しかし、いざ試乗してみると普通の一般道のただハンドルを切るとういう行為だけでとても気持が良いです。簡単に言うとハンドルを切った時の反応がとても早く、それが不安定な感じもないのです。ですからただの通勤でさえ楽しくなってしまいます。
色々なステージで走りましたがこの車の楽しさの絶頂は峠だと感じました。自分の中では車重1000kg以下の軽いFRでなければ峠は楽しくないと思っていたのですがおそらく86以上に峠を走るのが楽しい車は無いのではないかと思える出来です。早いとか遅いとかではなく楽しいのです。
ハンドリングも峠で丁度よく設定されているのではないかと思う位早すぎず、遅すぎないレスポンスだと感じました。居住性は身長177の自分でギリギリ丁度よいと感じました。助手席であまり不自由なく寝れる位です。
86の不具合は
自分の86の不具合はMTの冷間時の入りが悪い、ドアの三角窓のサッシ部分に錆が発生する、リアのトランクからカチカチ異音がする、フレームレスミラーのふちがはがれてくるの4点で、良くネットで言われている事でしたが走行に影響があまりないので良しとしています。
エンジンの加速は低速がとてもあり中速もある、高回転の伸びが少しにぶいと感じましたが低速から中速まで段付きがなく加速する特性はレース用エンジンの考え方に通じる物があると感じました。
やはりスポーツカーで低速がしっかりある車が少ないので86の大きな利点の一つだと思います。86エンジンで更に良いのが我慢すればとても燃費が良い事です。例えば6速で1300rpm前後でアクセル開度が低い状態を維持して一定速度で走っていると瞬間燃費計が25km/Lぐらいを表示します。
燃費も良好
平均燃費にするとリッター12~15km位で、これには驚きました。チューニングを楽しもうと思っていたのですが個人的にはノーマルの部品から換えてしまうと犠牲になる部分が多く、逆に純正が良く出来ているなと感じています。
ただ走るステージによっては絶対換えなければならない部品(ブレーキパッド、フルード、オイルクーラー)はあり、また自分好みにするパーツが膨大に存在し今もなお新しい部品が発売されていってるのも魅力の一つだと思います。
絶対FRが欲しい人にとってスポーツカーがゆえのネガな部分が少ないのが良い意味で欲張りな車だなと感じています。