1999年に初代モデルが登場したマツダのコンパクト・ミニバン「プレマシー」は、2005年2月に実施されたフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。ベースモデルが先代の「ファミリア」から初代「アクセラ」(BK型)に変更されると共に、ボディサイズとエンジンの排気量が拡大されました。又、2列シート5人乗り仕様が廃止され、全車3列シート7人乗り仕様に統一されました。
プラットフォームはBK型アクセラと共通で、サスペンション形式も同一のフロント:ストラット式/リア:マルチリンク式でした。ボディタイプは先代のオールヒンジドアから、リアがスライドドアの5ドアに変更となり、サイズは先代より一回り大きい全長4,505~4,555mm×全幅1,745mm×全高1,615~1,650mmの3ナンバーサイズとなりました。ホイールベースは80mm延長され2,750mmとなり、車両重量も大幅に増加し1,450~1,580kgとなりした。
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新方式のフルタイム4WD車を設定
駆動方式はまずFFが用意され、同年8月に新たにアクティブトルクカップリング方式を採用したフルタイム4WDが追加されました。エンジンは、国内仕様には発売当初2L直4 DOHCのLF-DE型(FF:最高出力145ps/最大トルク18.5kgm・4WD:最高出力139ps/最大トルク17.9kgm)と、2.3L直4DOHCのL3-VE型(最高出力165ps/最大トルク21.4kgm)の2種類が用意されました。
トランスミッションは、発売当初は全車に先代同様の4速トルコン式ATが搭載されました。一方室内は、「6+One」と呼ばれるパッケージングコンセプトにより6人乗車がデフォルトとされた他、多彩なシートアレンジを実現しました。安全装備としては、SRSデュアルエアバッグシステムと4W-ABSに加え、新たにブレーキアシストとEBDが追加されました。
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マツダ プレマシーのCM
直噴エンジン車と5速AT車を追加
発売当初のグレード体系は、下から2Lの「20F」「20C」「20S」、2.3Lの「23S」(FF車のみ)の全4タイプで、翌2006年1月にスポーティな外装を備える2Lの新グレード「20CS」が追加されました。次いで2007年1月の一部改良で、2L直4直噴DOHCのLF-VD型エンジン(最高出力151ps/最大トルク19.7kgm)と5速トルコン式ATを搭載するFFの新グレード「20Z」が追加されました。
同時に、LF-DE型エンジン搭載車にも5速AT車が追加されました。次いで同年9月にマイナーチェンジが実施され、フェイスリフトやインパネのデザイン変更、サスペンションの改良が行われた他、LF-DE型エンジンがLF-VE型に変更され燃費が向上しました。続いて2009年7月実施の一部改良では、仕様向上と共に2L FF車のエンジンがLF-VD型に一本化され、2.3L車は廃止されました。
そして2010年7月にフルモデルチェンジが実施され、現行型となる3代目CW型にバトンタッチされました。
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