BMWの主幹モデルであるDセグメント車「3シリーズ」は、2011年に欧州で発表された現行型で6代目となり、まず最初にセダン、次いでツーリングが発売されました。そして2013年3月に、第3のモデル「グランツーリスモ」が発表され、同年6月に日本での販売が開始されました。前年に発売された「5シリーズグランツーリスモ」同様、ワゴンとクーペを融合させた新カテゴリーのモデルとなります。
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流麗かつルーミーなボディ
ボディ形状はサッシュレスドアとテールゲートを備える5ドアハッチバックで、ファーストバックの流麗なプロポーションを持つと同時に、BMW初となる自動ポップアップ式リアスポイラー「アクティブリアスポイラー」が装備されるのが特徴となります。ボディサイズは全長4,825~4,855mm×全幅1,830mm×全高1,500~1,510mmで、ツーリングより全長が約200mm、全幅が30mm、全高が50mm拡大されています。
又、ホイールベースも110mm延長され2,920mmとなり、ボディサイズ拡大と相まって後席のレッグスペースが拡大されると同時に、広大なラゲッジスペースを実現しています。車両重量は1,660~1,740kgで、ツーリングよりもやや重くなっています。サスペンションは共通で、前:ダブルジョイント・ストラット式/後:5リンク式を採用し、駆動方式は全車FRとなります。
エンジンはガソリンのみ3種類を設定
日本仕様のエンジン及び基本グレードは、2L直4ガソリンターボ(最高出力184ps/最大トルク27.5kgm)搭載の「320i」と、同ハイチューン版(最高出力245ps/最大トルク35.6kgm)搭載の「328i」、そして3L直6ガソリンターボ(最高出力306ps/最大トルク40.8kgm)搭載の「335i」の3種類で、トランスミッションは全車8速トルコン式ATとなります。
又、セダン/ツーリング同様、全車にアイドリングストップ機構や減速エネルギー回生システム、電動パワーステアリング、燃料消費量を低減する「ECO PROモード」といった省エネ技術が採用されます。グレード体系は、標準グレードの他に「スポーツ」「モダン」「ラグジュアリー」の3種類のデザインラインがラインナップされる他、専用の内外装を備えるスポーティーな「Mスポーツ」も設定されます。
そして2013年8月に一部改良を実施し、全車にタッチパッド採用の「iDriveドライブコントローラー」や、事故発生時に通信機能を使ってサポートする「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」、「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーンディパーチャー・ウォーニング」から構成される「ドライビングアシスト」が標準装備された他、「320i」系にクルーズコントロールが標準装備されました。
続いて2014年8月の一部改良で、全車に「アクティブ・クルーズコントロール」が標準装備されました。そして2015年4月に、豪華な内装の「ストレージパッケージ」や運転席&助手席シートヒーター、「BMWヘッドアップディスプレイ」「レーンチェンジウォーニング」「トップビュー+サイドビューカメラ」などの安全装備が備わる限定車「320iラグジュアリーラウンジ」が発売されました。
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