マツダは2017年9月14日、3列シート仕様の新型クロスオーバーSUV「CX-8」を発表、同年12月14日に販売が開始されることとなりました。2列シート仕様の「CX-5」の兄貴分に位置付けられる国内専用モデルで、ボディサイズはCX-5から拡大された一方で、日本の道路事情に合わせ海外市場向けの「CX-9」に対し若干のダウンサイジングが施されました。
新車購入ガイド:【2023最新】CX-8の値引き 納期 乗り出し価格
CX-5から全長とホイールベースを延長
5ドアボディのスタイリングは、フロントマスクにCX-5と共通の意匠が採用されたほか、全体的なフォルムもイメージが踏襲されました。ボディサイズは全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mmで、CX-5から全長が355mm、全高が40mm拡大されました。ホイールベース2,930mmで、CX-5から230mm延長されました。
駆動方式はCX-5同様、FFとフルタイム4WD「i-ACTIV 4WD」が設定されました。エンジンはCX-5と異なりガソリンの設定はなく、2.2L直4ディーゼルターボのみの設定となるほか、CX-5に設定される同ユニットから最高出力が15psアップの190ps、最大トルクが3.1kgmアップの45.9kgmとされ、ボディ拡大に伴い大幅に増加した車両重量に対応しています。
トランスミッションは、CX-5同様に全車に6速トルコン式AT「SKYACTIV-DRIVE」が組み合わせられます。サスペンション形式は、CX-5同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:マルチリンク式が踏襲され、ブレーキも同様にフロントがベンチレーテッド型の4輪ディスク式が装備されました。
6人乗り仕様と7人乗り仕様を設定
一方室内は、2列目キャプテンシートの6人乗り仕様と同ベンチシートの7人乗り仕様が設定されるほか、ともに後方の席ほど座面が高く設定されるスタジアムシートレイアウトが採用されました。また、インパネは基本的にCX-5と共通のデザインとなるものの、上級グレードにはそれよりもワンランク上の加飾が採用されました。
グレード体系はベーシックな「XD」、中間グレードの「XDプロアクティブ」、本革シートが備わる最上級グレード「XD Lパッケージ」の3タイプがラインナップされました。安全運転支援システム「i-ACTIVESENSE(アイアクティブセンス)」は全車に標準で備わり、その内容は「アドバンスト・スマート・シティ・サポート」や「車線逸脱警報システム」、「ブラインド・スポット・モニタリング」などから構成されます。
さらにXDプロアクティブ/XD Lパッケージには、「スマート・ブレーキ・サポート」や「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「交通標識認識システム」、「ドライバー・アテンション・アラート」なども備わります。