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マツダ(アンフィニ) RX-7 (3代目 FD3S 1991-2002):動力性能と操安性を極めた完成形といえるRX-7

アンフィニ RX-7 Type R 1991

マツダのロータリーエンジン搭載スポーツカー「サバンナRX-7」は、1991年10月に2度目のフルモデルチェンジを実施し、車名が販売系列店の「アンフィニ」を冠名とする「アンフィニ・RX-7」となりました。既に熟成の域に達していた先代と比較し、更に走行性能を徹底的に追求したモデルとなって登場しました。

アンフィニ RX-7 Type R 1991

アンフィニ RX-7のCM

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3代目RX-7 (FD3S ’91-’02)の概要

エモーショナルなスタイリングとワイド&ローなボディ

スタイリングは、流麗かつ躍動感溢れるもので、従来のRX-7や他の国産スポーツカーにはなかったエモーショナルな雰囲気を醸していました。ボディサイズは、全長4,285mm×全幅1,760mm×全高1,230mmで、先代よりも全長が短縮され、かつワイド&ローなプロポーションなると共に、RX-7として初めて3ナンバー登録となりました。又、ホイールベースが僅かながら短縮され、トレッドが拡大された事に伴い、運動性に有利なディメンションとなりました。

マツダ RX-7 Type R バサーストR '01

マツダ RX-7 Type R バサーストR ’01

そして、マツダ独自の「モノコック・スペース構造」の採用などボディの軽量化に腐心した設計により、3ナンバー化にも関わらず車両重量は先代より僅かに重い程度の1,270kg~1,280kgに抑えられていました。足回りも一新され、バネ下重量軽減を図る為、サスペンションが4輪ダブルウィッシュボーン式に変更されると共に、操縦性向上の為に「4輪ダイナミック・ジオメトリー・コントロール」が採用されました。

ロータリーエンジンは、改良により更にパワーアップ

エンジンは、654cc×2ローター・ターボの13B-T型を改良した13B-REW型で、シーケンシャル・ツインターボチャージャーやハイスピードEGIシステムの採用により、先代を遥かに凌ぐ255ps/6,500rpmの最高出力と30kgm/5,000rpmの最大トルクを発生しました。トランスミッションは、先代同様5速MTと4速トルコンATが用意され、走りを追求したグレード「タイプR」のみ、加速性能を高める為ファイナルレシオが下げられました。又、フロントミッドシップ方式を踏襲し、前後重量配分は50:50でした。

マツダ RX-7 Type R バサーストR '01

マツダ RX-7 Type R バサーストR ’01

1993年8月にマイナーチェンジを実施し、グレード体系が見直されると共に、ボディ剛性の強化やサスペンションのセッティング変更、17インチタイヤのオプション設定などが行われました。1996年1月のマイナーチェンジでは、リアコンビネーションランプの意匠が変更されると共に、MT仕様の最高出力が265ps/6,500rpmに高められました。次いで、1997年に販売チャンネル変更に伴い冠名が変わり、「マツダ・RX-7」となりました。

マツダ RX-7 Spirit R Type A '02

マツダ RX-7 Spirit R Type A ’02

1999年1月には、ビッグマイナーチェンジが行われ、エクステリアのイメージが大きく変わると共に、更なるボディ剛性強化やサスペンションのチューニングなどが行われました。そして、「タイプR/RS」のMT仕様が更にパワーアップされ、最高出力が当時の規制値一杯の280ps/6,500rpmに、最大トルクは32kgm/5,000rpmになりました。2000年9月の一部改良では、EBDの追加などが行われました。

マツダ RX-7 Spirit R Type A '02

マツダ RX-7 Spirit R Type A ’02

 

性能の高さから根強い人気

登場当初から歴代モデルの中でも傑出した走行性能を持って生まれた3代目RX-7は、マイナーチェンジの度に更にパフォーマンスが上がり、動力性能・操縦安定性の両面で国産スポーツカーとしてはトップレベルの性能を持つ至りました。パワーウエイトレシオを例に挙げても、最終モデルは4.6kg/psという優秀な数値で、これは3.6L NAエンジンを搭載するポルシェ911カレラの4.4kg/psに肉薄するものでした。

マツダ RX-7 Spirit R Type A '02

マツダ RX-7 Spirit R Type A ’02

しかし、スポーツカー市場の縮小に伴う販売の低迷や、ターボ付ロータリーエンジンの燃費・環境性能の問題などから、2002年8月を持って生産を終了し、後に「RX-8」にバトンタッチされる事となりました。現在でも、その高性能故、ロータリーエンジンを好みスポーツ走行を趣味とする一部のファンの間では非常に人気が高く、程度の良い中古車は高値で取引されています。

RX-7の歴史

マツダ「RX-7」の歴史は、1978年に初代モデルが「サバンナRX-7」の車名でデビューした事から始まりました。前モデルの「サバンナ」が、レシプロエンジン搭載のファミリーカー「グランドファミリア」と基本コンポーネンツを共用し、平凡なクーペ/セダンボディを纏っていたのに対し、RX-7は専用設計の本格的2/2スポーツカーとして世に出ました。

当時、オイルショックや排気ガス規制実施から間もない時期だった為、国内においてはスポーツカーにとって逆風が吹いており、国産スポーツカーは「日産・フェアレディZ」程度しか存在しない状況でした。そのような中で、マツダがロータリーエンジンを搭載した本格的なスポーツカーを発売した事は、エポックメイキングな出来事でした。

初代モデルは価格の安さで大ヒット

ボディサイズはフェアレディZよりも一回り小さく、「ポルシェ924」に近い大きさでした。プラットフォームは専用に開発された物で、12A型エンジンがフロントミッドシップに搭載され、後輪を駆動するFR方式でした。1トンそこそこの軽い車体と相まって、性能面でもポルシェ924の好敵手になりました。又、そうしたライバル車種よりも圧倒的に安価であった事が特徴でした。

ポルシェはもとより、フェアレディZでさえも高級志向を強めて高価になり、若者には容易に手が出せない状況となっていた中、リーズナブルな価格で登場したRX-7は歓迎され、発売当初は大変な人気を博しました。その後、人気は一段落し販売面では下降気味となったものの、燃費改善やターボモデル追加などの改良が図られました。

モデルチェンジで性能が向上するも、時代の流れにより生産終了

1985年にフルモデルチェンジを実施し、エンジンがより排気量の大きい13B型のターボ仕様となった事で、動力性能が大幅に向上しました。又、リアサスペンションが独立懸架化されロードホールディングが向上し、ブレーキも強化されるなど、総合的な走行性能が著しく改善されていました。その後、電動ソフトトップ仕様のカブリオレが追加されました。

1991年に2度目となるフルモデルチェンジを実施し、エンジンの更なるパワーアップや足回りの刷新などにより、走行性能の向上が図られました。その結果、このクラスでは比類のない高性能スポーツカーとして、不動の評価を獲得しました。又、販売チャンネルの変更により、当初は車名が「アンフィニ・RX-7」で、後に「マツダ・RX-7」となりました。

しかし、その後バブル崩壊などに伴いスポーツカー需要が低迷し、ターボ付ロータリーエンジンの燃費の悪さも問題視されるようになった為、2002年を持って生産を終了しました。翌年に後継モデルとして登場したRX-8は、遥かに大人しいキャラクターであった為、現在もRX-7は最速のロータリースポーツカーとして、中古車市場で根強い人気を保っています。

歴代RX-7について

サバンナRX-7 (初代 SA22C ’78-’85):RX-7はここから始まった。

マツダ サバンナRX-7 '78

マツダ サバンナRX-7 ’78

マツダのロータリーエンジン搭載のスポーツカー「サバンナRX-7」は、1978年3月に「サバンナ」の後継モデルとして発売されました。当時、相次いだオイルショックや厳しさを増す排気ガス規制により、スポーツカーに対する社会的な目は厳しく、国産スポーツカーは僅かに「日産フェアレディZ」が存在する程度でした。

サバンナRX-7(初代)の詳細へ

サバンナRX-7 (2代目 FC3S ’85-’92):熟成が進んだ2代目

マツダ サバンナRX-7 FC3S

マツダ サバンナRX-7 FC3S

マツダのロータリーエンジン搭載スポーツカー「サバンナRX-7」は、1985年10月に登場以来7年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。2/2のクーペスタイルやFR方式など基本的構成は初代モデルを踏襲しつつ、スポーツカーとしての完成度を高める為の数々の改良が行われました。

サバンナRX-7(2代目)の詳細へ

RX-7 (3代目 FD3S)の口コミ評価/中古車購入インプレッション

マツダ 3代目RX-7 FD3S。夫と私が家族同然に大切にしてきた愛車です。FDとの初めての出逢いは、夫との初デート。迎えに来てくれた夫(当時はまだ友達)が、あの車高の低い降りにくい車から、すっとスマートに降りてきた姿を見て、まさかの一目惚れをしました。

ロータリーエンジン専門のチューニングショップで購入

私自身も車やモータースポーツが好きで、元々それが縁で知り合った仲でしたが、彼は「クルマおたく」って感じの見た目で、全然好みじゃなかったはずなのに(笑)。そのFDは1996年式で、社会人2年目に中古で購入。購入したのはロータリーエンジン専門のチューニングショップでした。

自分でできるメンテナンス(プラグ交換程度は自分達でします)以外、オイル交換から車検まですべてのメンテナンスと、サーキット走行向けのチューニングを購入店でお願いしています。購入から一貫してお世話になっているため、余計なものを勧められることはありませんし、いつも適切なアドバイスをしてもらっていて、古くなった今でも快適に楽しんでいます。

ロータリーエンジンは特殊な部分が多く、一般の整備店では対応しきれない部分もあるそうなので、専門店で購入して正解だったと思います。交際中にはそのショップ、ドライブ、サーキットでのスポーツ走行が定番のデートコース。クラッチが重いので私には運転できませんが、サーキットでタイヤの空気圧をチェックしたり、タイム計測のサポートをしたりして、一緒に楽しんで来ました。

結婚式では、友人たちに囲まれて、新郎新婦+FDで記念撮影!愛車という枠を超えて、もはや家族のような存在になりつつあります。ずいぶん古くなり、同じRX-7愛好家の友人たちも結婚などをきっかけに手放すことが増えました。

しかし、私たちは結婚はもちろん、震災やリーマンショックでの減給にも負けず、子供が産まれたらがんばってワンボックスカーを買い増しし、家を建てる時はFD専用のガレージを建設しました。

ガレージがいつでも眺められるように家を設計

しかも、リビングからガレージの中がいつでも眺められるように家を設計してあり、ガレージにFDをライトアップするスポットライトも設置してあるため、24時間いつでも家族の中心にFDがいる感じになっています。手放してしまう人もいますが、RX-7を通じて仲良くなったお友達はまだまだ沢山いて、ドライブなどを一緒に楽しんでいます。

子供は女の子ですが、今からガレージで運転席に座らせてステアリングを握らせてみたりして、車に親しんでくれるよう画策しています(笑)。走らせるのも維持するのもお金が掛かるようになってきましたが、交際のきっかけであり、たくさんの思い出で絆を深めてくれたクルマでもあるので、頑張って大事にしていきたいと思っています。

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