マツダ サバンナRX-7 (FC3S 1985-1992):ターボを標準化。熟成が進んだ2代目

マツダ サバンナRX-7 FC3S 1985

マツダのロータリーエンジン搭載スポーツカー「サバンナRX-7」は、1985年10月に登場以来7年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。2/2のクーペスタイルやFR方式など基本的構成は初代モデルを踏襲しつつ、スポーツカーとしての完成度を高める為の数々の改良が行われました。

マツダ サバンナRX-7 FC3S

マツダ サバンナRX-7 FC3S (輸出仕様)

スタイリングは、コンパクトなロータリーエンジンにより実現した低いノーズや、特徴的なグラスハッチを受け継ぎながらも、全体的にグラマラスなイメージに変化しました。ボディサイズは、全長4,335mm×全幅1,690mm×全高1,270mmと先代より僅かに拡大され、車両重量は後述するエンジン変更などに伴い、200kg以上重い1,250kg~1,270kgとなりました。

マツダ サバンナRX-7のCM

MAZDA RX 7 – ♪ 「End title from Blade Runner」

プラットフォームとエンジンを刷新

プラットフォームは新開発の物に刷新され、サスペンションはフロントはストラット式で共通ながら、リアがそれまでのリジット式からセミトレーリングアーム式の独立懸架となりました。このリアサスペンションは、4WSの技術を応用した「トーコントロールハブ」を採用した事が特徴でした。エンジンレイアウトはフロントミッドシップ方式を踏襲し、ほぼ50:50の前後重量配分を実現していました。

マツダ サバンナRX-7 FC3S

マツダ サバンナRX-7 FC3S

搭載されたエンジンは、先代の12A型及び12A-T型に代わり、より排気量の大きい654cc×2ローターでターボチャージャーを装備する13B-T型に変更されました。最高出力と最大トルクは、185ps/6,500rpm、25kgm/3,500rpmで、12B-T型よりもそれぞれ20ps/2kgm向上していました。トランスミッションは、5速MTの他に、4速化されたトルコンATが用意されました。

マツダ サバンナRX-7 FC3S

マツダ サバンナRX-7 FC3S

スパルタンな限定モデルとカブリオレの追加

1986年8月に、スパルタンな特別仕様車「∞(アンフィニ)」が限定販売されました。最高出力215ps/6,500rpm、最大トルク28kgm/3,500rpmにパワーアップすると共に、BBS製アルミホイールや専用ダンパー、アルミボンネットフードを装備し、後席を撤去し2シーター化するなどの変更が行われていました。∞は、その後小変更を行いながら、6回に渡り限定販売されました。

マツダ サバンナRX-7 FC3S

マツダ サバンナRX-7 FC3S

1987年8月には、ロータリーエンジン車販売20周年を記念して、電動ソフトトップを備えるオープンボディの「カブリオレ」が追加されました。ボディサイズは同一ながら、ボディの補強に伴い車両重量は100kg以上重い1,390kg~1,400kgとなりました。しかし、ロータリーエンジン車初のオープンエアモータリングが実現した点において、意義のあるモデルでした。

マツダ サバンナRX-7 カブリオレ ファイナルバージョン 1992

マイナーチェンジでベースモデルがパワーアップ

1989年4月にマイナーチェンジを実施し、テールランプを丸型に変更すると同時に、エンジンの圧縮比を高めターボチャージャーを改良する事で、最高出力が205ps/6,500rpmに、最大トルクが27.5kgm/3,500rpmに向上しました。同時に、フライホイールやローターの軽量化により、スロットルレスポンスの改善が図られました。

クーペは1991年10月にフルモデルチェンジが行われ、3代目にバトンタッチされましたが、カブリオレは1992年10月までそのままの形で生産が継続されました。2代目サバンナRX-7は、初代モデルよりも動力性能を含む走行性能が底上げされ、「ポルシェ・944」と互角に対峙出来るスポーツカーへと進化していました。

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