メルセデス・ベンツ日本は2016年4月27日、2015年にリリースしたプレミアムSUV「GLE」をベースとするニューモデル「GLEクーペ」を発表しました。SUVとクーペを融合させた新感覚のクロスオーバーモデルで、スタイリッシュでありながら十分な居住性やラゲッジスペースが備わる点が持ち味となっています。
エンジンは3種類をラインナップ
スタイリングは、フロント廻りの意匠はGLEと共通のイメージで纏められる一方、強い傾斜を持つAピラー/Cピラーなどクーペテイストのフォルムが備わる点が特徴となっています。ボディサイズは全長4,900mm×全幅2,003mm×全高1,731mm(欧州仕様の数値)で、GLEよりも75mm長く68mmワイドである一方、全高は64mm低いディメンションとなっています。
ホイールベースはGLEと同一の2,915mmで、サスペンション形式も同じくフロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:4リンク式をベースとする他、上級グレードにはエアサスペンションが装着されます。駆動方式もGLEと同様、全車にフルタイム4WDシステム「4MATIC」が採用されます。
エンジン・ラインナップも共通で、3L V6直噴ディーゼルターボと3L V6及び5.5L V8直噴のガソリン・ツインターボ2種類が用意されます。最高出力/最大トルクはそれぞれ258ps/63.2kgm、367ps/53kgm、585ps/77.5kgmで、トランスミッションは3Lディーゼル/ガソリンに9速トルコン式ATが、5.5Lガソリンに7速トルコン式ATが組み合わせられます。
グレード体系は、3Lディーゼルエンジン搭載の「GLE350d 4MATICクーペ」及び「GLE350d 4MATICクーペ スポーツ」、3Lガソリンエンジン搭載の「GLE43 4MATICクーペ」、5.5Lガソリンエンジン搭載の「AMG GLE63S 4MATICクーペ」の4タイプがラインナップされ、後者2タイプにはエアサスペンションや4輪ベンチレーテッドディスクブレーキが装備されます。
充実の安全装備
安全装備は大変充実しており、「ディストロニックプラス」「アクティブブラインドスポットアシスト」「アクティブレーンキーピングアシスト」「PRE-SAFEブレーキ」「ブレーキアシスト・プラス」から構成される、ミリ波レーダー+ステレオカメラ方式の安全運転支援システム「レーダーセーフティ」が全車に標準装備されます。
更に、配光モードを自動で切り替える「LEDインテリジェントライトシステム」、自動的に照射範囲を制御する「アダプティブハイビームアシスト・プラス」、注意力低下を警告する「アテンションアシスト」、周囲の情況を映像で表示する「360°カメラシステム」、狭い場所での取り回しをサポートする「パークトロニック」、駐車をサポートする「アダプティブパーキングアシスト」も全車に標準装備となります。
その他の装備としては、5つの走行モードが選択出来る「ダイナミックセレクト」や、タッチパッドが備わる新インフォテインメントシステムが全車に標準装備となっています。