フォルクスワーゲン ゴルフⅤ R32 3-door (2006)
フォルクスワーゲンAGは2005年9月、ヨーロッパにおいて5代目ゴルフ(ゴルフⅤ)をベースとした高性能バージョン「R32」を発売しました。ゴルフⅣをベースとした先代R32が生産終了となって以来およそ2年ぶりの復活で、6速デュアルクラッチAT「DSG」の設定などにより、定評のあったパフォーマンスに一段と磨きが掛けられました。
新車購入ガイド：【2023最新】ゴルフ8の値引き 納期 乗り出し価格
エクステリアを差別化
フォルクスワーゲン ゴルフⅤ R32 5-door (2006)
ボディタイプは先代同様に、3ドアハッチバックと5ドアハッチバックが用意されました。エクステリア・デザインは、専用の前後バンパーやデュアルエクゾーストパイプなどによりベースモデルとの差別化が図られていました。また、ディスチャージ・ヘッドランプが採用されたことも特徴でした。ボディ・ディメンションは全長4,246mm×全幅1,759mm×全高1,466mm、ホイールベース2,578mmでした。
フォルクスワーゲン ゴルフⅤ R32 3-door (2006)
ベースモデルとの比較では全長が若干拡大された一方、全高はローダウンされていました。駆動方式は先代同様、「4 MOTION」と呼ばれるハルデックス・カップリング式のフルタイム4WDが採用され、エンジンも3.2L V6DOHC24バルブNAがキャリオーバーされました。スペックは最高出力250ps/6,300rpm・最大トルク32.6kgm/2,800rpmで、先代から最高出力が9ps向上していました(最大トルクは同一)。
先代から最高速度・加速性能とも向上
フォルクスワーゲン ゴルフⅤ R32 5-door (2006)
トランスミッションは前述の6速DSGのほか、先代同様の6速MTも用意されました。パフォーマンスは最高速度250km/h・0-100km/h加速6.5s(MT仕様)/6.2s(DSG仕様)で、先代から最高速度が3km/h向上し、0-100km/h加速タイムは0.1～0.4s短縮されました。サスペンションは、20mmローダウン仕様の専用スポーツサスペンションが採用されました。
フォルクスワーゲン ゴルフⅤ R32 5-door (2006)
形式は、ベースモデル同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:4リンク式が踏襲されました。ブレーキは4輪ベンチレーテッド・ディスク式で、タイヤは225/40R18サイズが装着されました。安全装備面では、SRSデュアル&サイド&カーテンエアバッグシステムやアクティブヘッドレスト、EBD付きABS、横滑り防止装置「ESP」などが標準装備されました。
フォルクスワーゲン ゴルフⅤ R32 3-door (2006)
一方インテリア面では、レザーシートやアルミペダル、オートエアコンやクルーズコントロールなどが装備されました。その後、2008年にベースモデルが6代目にフルモデルチェンジされたことにともない、R32の生産は打ち切られました。ゴルフⅤ R32の日本初上陸は2006年2月で、3ドア/MT/左ハンドル仕様と5ドア/DSG/右ハンドル仕様が用意されました。
10.15モード燃費は前者が10.8km/L、後者が10.2km/Lで、先代の9km/Lから向上を果たしていました。その後、2007年9月の仕様変更でアルミホイールのデザインが変更されたほか、ダークティンテッドガラスが採用されました。
新車購入ガイド：【2023最新】ゴルフ8の値引き 納期 乗り出し価格
