三菱 シャリオグランディス 1997
初代モデルが1983年にミニバンの草分け的モデルとして登場した三菱自動車の「シャリオ」は、1997年10月に実施された2度目のフルモデルチェンジにより、車名が「シャリオグランディス」に変更された3代目モデルに移行しました。ボディが3ナンバーサイズに拡大されると共にGDIエンジンが採用された事が特徴で、商業的に大きな成功を収めました。
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シャリオ時代からスタイリングを一新
ボディはオールヒンジ式5ドア採用の2ボックス型を受け継ぎながら、ステーションワゴン的なスタイリングを採用すると共に一部を除きツートーン・ボディカラーが廃止されるなど、シャリオ時代から大幅なイメージチェンジが図られました。ボディサイズは全長4,585mm×全幅1,775mm×全高1,650mmで、先代から3サイズ全てが拡大され、ホイールベースも60mm延長され2,780mmとなりました。
三菱 シャリオグランディス 2000
又、車両重量は大人2～3人分程増加し1,510～1,670kgとなりました(※いずれも初期型の数値)。室内の仕様は、3列シート6人乗り仕様(2列目キャプテンシート)及び7人乗り仕様(2列目ベンチシート)が設定されました。駆動方式は先代に引き続きFFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式も同一のフロント:マクファーソンストラット式/リア:セミトレーリングアーム式が踏襲されました。
三菱 シャリオグランディス 2000
パワートレインは先代から一新され、2.4L直4DOHCガソリンNA GDI仕様の4G64型エンジン(最高出力165ps/最大トルク23.5kgm)とスポーツモード付き4速トルコン式AT「INVECS-Ⅱ」の組み合わせが採用されました。発売時のグレード体系は、下から「MX-B」「MX」「MXセレクト」「エクシード」「スーパーエクシード」の5タイプでした。
シャリオグランディスのCM(1997)
3Lエンジン搭載のロイヤル系を追加
そして1998年10月に、スーパーエクシードをベースにツートーン・ボディカラーやTV&CDチェンジャーを採用した最上級グレード「スーパーエクシードリミテッド」が追加されました。次いで1999年10月に、3L V6DOHC GDI仕様の6G72型エンジン(最高出力215ps/最大トルク30.5kgm)を搭載する「ロイヤル」及び「ロイヤルエクシード」が追加されました。
三菱 シャリオグランディス 2000
続いて2000年1月に、2.4LのMX系に代わる新グレード「ツーリング」が設定されました。次いで同年5月のマイナーチェンジでエクステリアが一部変更される共に、エクシード/スーパーエクシードにディスチャージヘッドランプが採用されました。続いて2001年10月に実施された2度目のマイナーチェンジでは、2.4L車にフェイスリフトが実施されると共に廉価グレード「VIE」が追加されました。
そして2002年5月にまずロイヤル系が廃止され、翌2003年5月に2.4車も後継モデル「グランディス」にバトンを渡し生産終了となりました。
シャリオグランディス (3代目)の口コミ評価/新車購入インプレッション
この春にわが家のマイカーが新しくなりました。トヨタのミニバンです。買い替えた理由はそれまでの車はもう15年間という長きに渡って、老朽化したからです。私たちの足となり運んでくれたには三菱のミニバン。「父ちゃん、カッコイイ！」そんなフレーズのコマーシャルが印象的な車で、2000年式の三菱シャリオグランディスです。
今でも街の中で走っているのを見かけます。その度に「お世話になったなあ。」とあらためた思うのです。私がグランディスを購入したのは九州・長崎市に転勤して2ケ月目の時でした。あの頃は法改正があり、子供のチャイルドシートの義務付けがありました。
セダンでチャイルドシート装着は難しく
子供が3人にいたわが家でが、セダンでチャイルドシートをつけることは大変難しいことでした。また、ゴールデンウイークや夏休み等が実家に帰省するのに必ず車の移動が必須でした。しかも長距離です。約1,000キロを超える大移動でした。グランディスは当時の流行の車でしたが、室内も広くチャイルドシートを付けても何ら違和感はありません。
三菱 シャリオグランディス 2000
どんなに長い距離を走ろうとも疲れがあまりないのも嬉しいことでした。室内が広くてまるで動くサロン的な感覚で車での旅行も楽しめました。
熱い夏でもクーラーをガンガンに利かせドライブ。寒い冬でも暖かいヒーターに中で小旅行の移動。すべてはグランディスがあったらこそです。まだ、末っ子の次男が深夜に腹痛で唸りだした時も病院までグランディスで走ります。診察を受けている際中に、上2人の子供は車内でスヤスヤと眠っています。まるで心地よいベットの中で眠っているかのように。それだけグランディスの居住性の高さが証明されているかと思いますね。
グランディスに14年乗ってみて
あれから14年経ってから「もうそろそろ買い替えに時期かな？」と女房と話をしていたのですが、「愛着もあるし家族みたいな存在だし、もう少しがんばってももらおう。」次の車検までは持ちそうもないと感じてはいたのですが、これだけ長く乗っていると愛着も大きくなります
それから1年程、乗り続けているうちにエンジンの回りも安定せず何回かカーディーラーに見てもらったのです。「もうそろそろ買い替えの時期ですかね。」そう言われた時にやっと変更の決心がついたのですが、やはり寂しい気持ちでした。今もミニバンタイプにしているのですが、グランディスは私の子供成長を見届けてくれた家族でもあったことは間違いありません。
先代モデル：2代目シャリオ
後継モデル：グランディス
