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三菱 シャリオ (2代目 1991-1997):初代のコンセプトを受け継ぎながら機能性が更に向上 [N3/N4]

三菱 シャリオ 1991

三菱 シャリオ 1991

1983年にミニバンの先駆者的モデルとしてデビューした三菱自動車の「シャリオ」は、1991年5月のフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。初代モデルから基本コンセプトを受け継ぎながら、多彩なシートアレンジや収納スペースの拡大など機能性が一層向上すると共に、様々なルーフバリエーションが設定された事が特徴でした。

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ビッグキャビン化が図られたボディ

ボディは先代同様オールヒンジ式5ドア採用の2ボックス型で、2トーンのボディカラーも受け継ぎながら、キャビンやグラスエリアの拡大が図られました。ボディサイズは全長4,515mm×全幅1,695mm×全高1,580~1,595mmで先代から一回り拡大され、ホイールベースも90mm延長され2,720mmとなりました。又、車両重量も大幅に増加し1,230~1,380kgとなりました(※いずれも初期型の数値)。

三菱 シャリオ 1991

三菱 シャリオ 1991

室内は、先代同様3列シート7人乗り仕様でした。駆動方式は先代に引き続きFFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式は先代4WD車と同一のフロント:マクファーソンストラット式/リア:セミトレーリングアーム式が採用されました。エンジンは1.8Lガソリンと1.8Lディーゼルが廃止され、当初は2L直4SOHCガソリンNAの4G63型(最高出力105ps/最大トルク16kgm)のみが用意されました。

三菱 シャリオのCM

ディーゼルターボ車とガソリンターボ車を追加

トランスミッションは、FF/4WD共に5速MT又は4速トルコン式ATが組み合わせられました。発売時のグレード体系は、下から「MF」「MZ」「MX」の3タイプでした。そして1992年6月に、2L直4SOHCディーゼルターボの4D68型エンジン(最高出力88ps/最大トルク18kgm)搭載車が追加されると共に、2Lガソリン車のエンジンが16V化により最高出力135ps/最大トルク18kgmにパワーアップしました。

三菱 シャリオ 1991

三菱 シャリオ 1991

同時に、最廉価グレードのMFが廃止されました。次いで1993年5月に、ガラスルーフを採用した「クリスタルライトルーフ」仕様と、最上級グレード「スーパーMX」が追加されました。続いて1994年9月にマイナーチェンジが実施され、翌1995年5月には2L直4DOHCターボの4G63型エンジンを搭載し、サンルーフなどが備わる「リゾートランナーGT」が追加されました。

三菱 シャリオ 1994

三菱 シャリオ 1994

トランスミッションは5速MTと4速トルコン式ATが用意され、エンジンの最高出力/最大トルクは前者が230ps/29.5kgm、後者が220ps/30.5kgmでした。次いで1996年5月の一部改良で全車に運転席SRSエアバッグシステムが標準化されると共に、2LガソリンNAエンジンを搭載する「リゾートランナーMX」及び2列シート5人乗り仕様の「リゾートランナーGTV」が追加されました。

三菱 シャリオ 1994

三菱 シャリオ 1994

次いで1997年2月に、ABSや専用のエクステリアが備わる特別仕様車「MXフィエロ」「リゾートランナーMXフィエロ」が追加されました。そして同年10月のフルモデルチェンジにより、3代目モデルの「シャリオグランディス」にバトンタッチされました。

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