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日産 ブルーバード (9代目 U13 1991-1995):スタイリングを一新し4ドアHTはピラー付に

ブルーバード 2000ARX-Z ATTESA (9代目 U13 1991)

1959年に「ダットサン1000乗用車」の後継車種として発売された日産自動車の小型車「ブルーバード」は、1991年9月に4年ぶり8度目のフルモデルチェンジを受け、9代目U13型に移行しました。4ドアセダン/4ドアハードトップ共に丸みを帯びたスタイリングになった他、後者は「ARX」と名付けられると共にセンターピラー付ボディに変更されました。

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ボディサイズを拡大

日産 ブルーバード 2000ARX-Z ATTESA (9代目 U13 1991)

ボディサイズは全長4,585~4,605mm×全幅1,695mm×全高1,370(ARX)/1,405mm(セダン)で、先代から全長・全幅・全高共に拡大されました。又、ホイールベースも70mm延長され2,620mmとなりました。エクステリア面ではセダンとARXではデザインポリシーが若干異なり、前者には410型の前期型以来となる尻下がりのフォルムが採用されました。

ブルーバード 2000ARX-Z ATTESA (9代目 U13 1991)

駆動方式は先代同様、FFとフルタイム4WD「ATTESA」が設定されました。サスペンション形式は4輪ストラット式を踏襲する他、先代では4WD車のみに採用された「スーパートーコントロールリアサスペンション」がFF車にも採用されました。エンジンは、ガソリン1.8L/2Lは先代からのキャリオーバーで、ガソリン1.6Lとディーゼル2Lは別型式に変更されました。

ブルーバード 2000 SSS Limited ATTESA (9代目 U13 1991)

ラインナップされたのは、1.6L NAのGA16DS型(最高出力97ps/最大トルク13.5kgm)、1.8L NAのSR18DE型(最高出力125ps/最大トルク16kgm)、2L NAのSR20DE型(最高出力145ps/最大トルク18.2kgm)、同ターボのSR20DET型(最高出力210ps/最大トルク28kgm)の直4DOHCガソリン4種類と、2L直4SOHCディーゼルNAのCD20型(最高出力76ps/最大トルク13.5kgm)でした。

ブルーバード 2000 SSS Limited ATTESA (9代目 U13 1991)

トランスミッションは、各エンジンに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。グレード体系は当初、ファミリー系のEEX/EEX-L/ARX/ARX-V/ARX-Gと、スポーティ系のSSS/SSS-V/SSS-G/SSSリミテッドがラインナップされました。そして1992年8月、1.8Lエンジン搭載の新グレード「ARXスーパーツーリング」が追加されました。

ブルーバード 2000 SSS Limited ATTESA (9代目 U13 1991)

1993年のマイナーチェンジで2.4L車を追加

ブルーバード 2400ARX-Z Super Touring (9代目 U13 1993)

ブルーバード 2400ARX-Z Super Touring (9代目 U13 1993)

次いで1993年8月のマイナーチェンジにより、エクステリアデザインの変更や装備の充実化が図られました。同時に、輸出仕様車に搭載されていた2.4L直4DOHC NAのKA24DE型エンジン(最高出力150ps/最大トルク21.5kgm)+4速ATを搭載するセダン「2400SSS-Z」及びARX「2400スーパーツーリングZ」が追加されました。

ブルーバード 2400SSS-Z (9代目 U13 1993)

ブルーバード 2400SSS-Z (9代目 U13 1993)

又、1.8L/2L車にも新グレードとしてセダンに「1800ビジネス」が、ARXに「1800ARX-L」「2000スーパーツーリング」が追加されました。続いて1995年1月の一部改良で全車に運転席SRSエアバッグシステムが標準化されると共に、内装が一部変更されました。同時に1800シリーズに「SV」が設定され、SSS-Zは廃止になりました。

そして1996年1月にフルモデルチェンジが実施され、10代目U14型に移行しました。

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