ホンダのEVの方向性を示すコンセプトモデル「Honda Urban EV Concept(アーバンイーブイコンセプト)」が、オート・アンド・デザイン誌 「カーデザインアワード2018」のコンセプトカー部門で最優秀賞を受賞。授賞式は、6月6日にイタリアで開催中のトリノモーターショー会場にて行われました。
レトロさと未来感を巧みに融合させたデザイン
この賞は、イタリアのオート・アンド・デザイン誌が主催するデザイン賞で、世界11カ国・1地域の計12の自動車専門メディアの編集者により選考されます。Honda Urban EV Conceptは、「EVに個性をもたらし、レトロさと未来感を巧みに融合させたデザインである」と評価されました。
Honda Urban EV Conceptのエクステリアは、Hondaのスモールカーの特長である“キビキビした走りの楽しさ”と“愛着を感じる親しみやすさ”をシンプルに、アイコニックに表現。また、ロー&ワイドのシンプルで洗練されたたたずまいで、都市の移動に最適なコンパクトサイズとしています。
AI技術を用い、ドライバーのライフスタイルや好みを学習し提案
インテリアは、リビングルームのような心地良い空間と大型ディスプレイに加え、AI技術を用い、ドライバーのライフスタイルや好みを学習し提案する「Honda Automated Network Assistant」を採用するなど、“人とクルマとの新しい関係性”を提案。
2019年欧州、2020年日本で発売を予定
Honda Urban EV Conceptをベースにした量産EVを、2019年に欧州で、2020年に日本で発売を予定しています。
(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室
エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター 岩城 慎のコメント
「このような歴史と名誉のある賞をいただき、大変光栄です。また、近年のカーデザインの潮流とは異なる方向性の提案を評価していただいたことに深く感謝します。Honda Urban EV Conceptは『クルマをもっと人に寄り添う存在にしたい』という想いを込めた“We make it simple.”というデザインコンセプトを、純粋に表現したモデルです。今後も、人に、暮らしに、寄り添う存在として、人とクルマの新しい関係を提案し、お客様に喜んでいただけるデザイン開発に取り組んでいきます」