去年の5月に追突事故に遭いました。母と2人でお墓参り行った帰りでした。広い港通りで見通しのいい2車線ある大きな交差点で赤信号で止まったところ、バックミラーから猛スピードで迫ってくる白いセダンの車が見えたのです。後方はかなりの急坂でしたので加速も増し、危ない!と思った時にはもうぶつかっていました。
後方からノーブレーキでの衝突
私の車はメルセデスベンツA160、2010年に購入した新車です。運良く、対向車にパトカーがいて、それに警察所、消防署が近くにありましたので、警察を呼ぶことなく、気づいたら警官がいたって感じです。同乗者の母も、私もシートベルトをしていましたので、怪我はありませんでした。ただ、精神的ショックと、恐怖感から、少しパニック気味になったのは間違いありません。後方からノーブレーキで思いっきり追突されたのですから、普通の車なら廃車になり、同乗者も怪我するどころか、死んでいたかも知れません。そこはさすがに世界のメルセデス。人命、人の体を一番守る事を考えて車を作っているだけのことはあります。
驚くことに私の車はバンパーが落ちた以外、一見、大した破損はないようなのです。ガラスが割れることもなく、後部席、後ろのトランクも全くつぶれていませんでした。びっくりです。しかし、事故の大きさは相手の車の破損を見て、またまたビックリで、恐ろしくなりました。相手の乗用車は運転席から前は殆ど潰れており、液漏れし、煙があがって自走不可でした。そこに消防車まで来たのですから、ちょっとした事故ではありません。震える手を押さえながら、保険屋に電話をし、警察の調査も終え、車は近くのヤナセに持っていくことにしました。
相手の過失は100%と認められた
結局、携帯電話を操作していて、よそ見していた相手が事故の全ての原因ということで、相手の中年男性(よりは年寄り)の過失が100%認められ、私達は修理費、治療費を全額負担してもらう被害者となりました。相手は胸を打つ大けがを負ったそうですが、運良くエアバックとシートベルトで命は助かり、素直に謝ってくれて、トラブルもなく事を終えました。対応してくれた保険屋さんも親身になって相談にのってくれましたし、スムーズに終わった事故だと思います。
私の車は修理に2ヶ月、修理費は150万円掛かったそうです。日頃から事故には十分気をつけていますが、このような事故は避けられません。今回は丈夫なドイツ車に命を助けられました。事故のことも考えた車選びも大切だな、と思いました。あの時、軽自動車に乗ってたら、私も母も死んでいたかもと、保険屋さんに後で言われてぞっとしました。私は命を救ってくれたこの車を大切に、壊れるまで乗りたいと思っています。