1993年式の日産マーチ(K11型)に乗っていました。免許を取ってから2台目の車で、近所にある日産ディーラーで新車で購入しました。グレードは、1.3Lエンジン搭載のG♯で、3ドアのCVT仕様でした。
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日本カーオブザイヤーやヨーロッパカーオブザイヤー受賞
免許を取って初めて買った車は、ビンテージカーのフィアット500(空冷エンジン搭載の2代目モデル)だったのですが、とにかく故障が多い上、癖があって若葉マークの初心者には運転が難しい車でした。憧れて購入した車でしたが、段々荷が重くなってきて、国産車の新車に買い替えたくなりました。
そして白羽の矢が立ったのが、日産マーチでした。2代目にモデルチェンジしたばかりのマーチでしたが、当時、日本カーオブザイヤーやRJCカーオブザイヤー、ヨーロッパカーオブザイヤーを受賞した名車でした。そうした評判の高さと、当時まだ珍しかったCVT車に乗ってみたいという好奇心もあり、特に他の車と比較する事もなく、あっさりと購入が決まりました。
CVTのスムーズさが印象的
納車されると、早速あちこちを走り回りましたが、まず印象に残ったのが、CVTのスムーズさでした。それまでは、MT車とトルコン式AT車しか乗った事がなかったのですが、変速ショックが全くないままスルスルと車速を上げていく感覚が、新鮮に感じました。
初期のCVT車でしたので、エンジン回転が先に上がってから車速が上がるという癖が顕著でしたが、それも却って面白い乗り味に感じられました。ただ、低速時にアクセルをオンオフするとギクシャクしたり、クリーピングがなく坂道発進で後ずさりしてしまうなど、現在のCVT車にはない欠点もありました。
動力性能の面では、パワーは79馬力に過ぎませんでしたが、830kgという現在の軽自動車並みの軽量ボディと、当時主流だった4速ATよりも効率の良いCVTのお陰で、十分以上に良く走りました。
操縦安定性も、アンダーが強過ぎたりタックインが発生したりという事もなく、素直で初心者にも乗り易い特性でした。乗り心地もソフトでありながら適度に腰もあり、トータルバランスがなかなか良い車でした。
歴代マーチの中でも最高傑作だったのではないか
ボディサイズが現在のコンパクトカーよりも小さく、狭い路地でも自信を持って入って行ける良さがありました。日光までドライブ旅行に行った際も、高速道路からイロハ坂、市街地の狭い路地まで、どんな場所でもストレスなく走行する事が出来、コンパクトカーながら疲れ知らずでした。
一方、スタイリングはファンシー系の雰囲気があって、大の男が乗るには少し気恥ずかしさもありましたが、車自体の出来の良さからすれば、それも些末な問題でした。このK11型マーチは、歴代マーチの中でも最高傑作だったのではないかと思っています。
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