三菱 ミラージュ (4代目 1991-1995)
1978年に初代モデルがデビューした三菱自動車工業のコンパクトカー「ミラージュ」は、1991年10月に4年ぶり3度目のフルモデルチェンジが実施され、4代目モデルに移行しました。世界最小のV6エンジンや超低燃費仕様のMVVエンジン、可変バルブタイミング機構MIVEC採用エンジンが設定されるなど、最新のテクノロジーが投入された事が特徴でした。
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先代からホイールベースを延長
三菱 ミラージュ (4代目 1991-1995)
ボディタイプは、先代同様3ドアハッチバックと4ドアセダンが用意されました。スタイリングは、先代以上に丸みを帯びたフォルムに変貌すると共に、4ドアセダンに6ライトウィンドウが採用されました。ボディサイズは全長3,950mm(3ドア)/4,290mm(4ドア)×全幅1,680mm×全高1,365mmで、先代より全高が低いディメンションになりました。
ホイールベースは若干延長され3ドアが2,440mm、4ドアが2,500mmとなった一方、車両重量は先代と同等の870～1,140kgでした。サスペンションは、フロントはマクファーソンストラット式を踏襲し、リアは3リンク式からマルチリンク式に変更されました。駆動方式は、先代同様FFとフルタイム4WDが用意されました。
三菱 ミラージュ (4代目 1991-1995)
エンジン・ラインナップは、当初1.3L直4SOHCの4G13型(最高出力79ps/最大トルク10.8kgm)、1.5L直4SOHCの4G91型(最高出力97ps/最大トルク12.8kgm)、同MVV仕様の4G15型(最高出力91ps/最大トルク12.4kgm)、1.6L直4DOHCの4G92型(最高出力145ps/最大トルク15.2kgm)のガソリン4種類と、1.8L直4SOHCディーゼルの4D65型(最高出力76ps/最大トルク15.2kgm)が用意されました。
トランスミッションは先代同様、4速/5速MTと3速/4速トルコン式ATが設定されました。当初のグレード体系は、1.3Lに「T」「F」が、1.5Lに「MVV」「S」「R」「X」「VIEサルーン」「VIEリミテッド」が、1.6L に「RS」「スーパーR」が、1.8Lディーゼルに「VIEサルーン」がラインナップされました。
サイボーグシリーズが復活し、クーペも追加に
三菱 ミラージュ (4代目 1991-1995)
そして翌1992年2月、セダンに1.6L V6DOHCの6A10型エンジン(最高出力140ps/最大トルク15kgm)を搭載するV6シリーズ(VIEサルーン/VIEリミテッド/ロイヤル)が追加されました。次いで同年10月、4G92型MIVEC仕様エンジン(最高出力175ps/最大トルク17kgm)搭載の「サイボーグ」「サイボーグR」と、更に可変排気量システムが備わるMDエンジン(スペックは同一)搭載の「サイボーグMIVEC-MD」が追加されました。
続いて1993年5月に、ハッチバックのシャシーに2ドアクーペボディを架装した「アスティ」(1.3LのアスティVと1.5LのアスティZ)が発売されました。次いで1994年1月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施されると共に、新グレードとして1.3Lハッチバックに「スーパーF」が、アスティに1.6L MIVECエンジン搭載の「RX」が追加されました。
そして1995年10月にハッチバック/セダンが、同年12月にアスティがフルモデルチェンジを受け、次期モデルに移行しました。
型式名：CA1/2/3/4・CB1/2/3/6/7/8・CC3/4・CD3/7/8
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