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ボルボ C70 (2代目 2005-2013):電動メタルトップ採用のクーペカブリオレに変貌

ボルボ C70 2009

1996年にデビューしたボルボ・カーズの2ドアクーペ「C70」は、翌1997年に電動ソフトトップを持つカブリオレを追加、2002年にはクーペが廃止されカブリオレに一本化されました。そして2005年のフランク・フルトショーにおいて、基本設計を一新した2代目モデルが発表されました。ボディタイプは、電動メタルトップを持つクーペカブリオレに変貌しました。

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全長とホイールベースを短縮

先代は「850」がベースであったのに対し、2代目は2004年に発売された2代目「S40」及び「V50」をベースに開発されました。先代同様4人乗り仕様となるボディのスタイリングは、更に流麗なフォルムに変貌すると共にキャブフォワードのプロポーションになりました。ボディサイズは全長4,582mm×全幅1,820mm×全高1,400mmで、先代から全長が100mm以上短縮されました。

ボルボ C70 2009

ホイールベースはS40/V50と共通の2,640mmで、先代からは若干短縮されました。駆動方式はFFを踏襲し、エンジンは当初、チューニングの異なる2種類のガソリン2.4L直5NA(最高出力140ps/170ps)及び2.5L直5ターボ(最高出力220ps)が用意されました。トランスミッションは、5速及び6速のMTと5速トルコン式ATが設定されました。

安全装備が更に充実

サスペンション形式は、フロントはマクファーソンストラット式を踏襲し、リアはデルタリンク式からS40/V50と同一のマルチリンク式に変更されました。安全装備面では、従来からの運転席&サイドエアバッグシステムやむち打ち症対策安全シート「WHIPS(ウィップス)」などに加え、助手席エアバッグシステムと横滑り防止装置+トラクションコントロールの「DSTC」が採用されました。

ボルボ C70 2009

そして翌2006年に2.4L直5ディーゼルターボエンジン(最高出力180ps)が追加され、更に2007年には2L直4ディーゼルターボエンジン(最高出力136ps)が追加されると共に、2.5Lガソリンターボエンジンが最高出力230ps仕様及び最高出力253ps仕様の2種類となりました。次いで2010年にフェイスリフトが実施されると共に、ガソリン2.4Lエンジンが廃止されました。

日本にはガソリンAT車のみを導入

ボルボ C70 2009

そして2013年に生産終了となりました。日本市場への初上陸は2006年12月で、以降導入されたモデルは全てガソリンエンジン+5速AT仕様でした。当初のグレード体系は、140ps版2.4Lエンジンのベースグレードと2.5Lエンジン搭載の「T-5」の2タイプでした。そして2008年8月、グレード体系が170ps版2.4Lエンジン搭載の「2.4iSE」と230ps版2.5Lエンジン搭載の「T5TE」に変更されました。

ボルボ C70 2009

同時に、装備の充実化が図られました。次いで2010年4月、フィエスリフト版に切り替えられると共に、グレードが2.5Lエンジン搭載の「T5GT」に一本化されました。続いて2012年8月、装備の充実化と共にグレード名が「T5」に変更されました。

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