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マーキュリー グランドマーキー (初代 1979-1991):マーキュリー・ブランドのフルサイズモデル

マーキュリー グランドマーキー (初代 1979)

フォード・モーターは1979年、マーキュリー・ブランドよりフルサイズモデル「マーキー」を発売、その後1983年に車名が「グランドマーキー」に変更されました。北米市場において高い人気を獲得し、マイナーチェンジを1回実施したのみで12年に渡り生産が続けられるロングセラーカーとなりました。

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ボディは3タイプ

マーキュリー グランドマーキー (初代 1981)

プラットフォームは、「フォード・LTD」などと共通の「パンサープラットフォーム」が採用されました。ボディタイプは当初、6人乗りの2ドアクーペと4ドアセダン、および「コロニーパーク」と呼ばれる8人乗りの5ドアステーションワゴンがラインナップされました。また、リムジンメーカーの手によりストレッチ版4ドアセダンも製造されました。

スタイリングは、直線基調のスクエアなフォルムと前後の大型スチールバンパーが初代モデルの特徴でした。ボディ・ディメンションは全長5,342mm×全幅1,968mm、ホイールベース2,903mmでした。駆動方式はコンベンショナルなFRを採用し、エンジンは当初4.9L V8OHVキャブレター仕様の「ウィンザー・エンジン」が搭載されました。

エンジンの性能が向上

マーキュリー グランドマーキー (初代 1983)

組み合わせられるトランスミッションは、コラム式のOD付4速トルコン式ATでした。また、サスペンション形式はフロント:ウィッシュボーン式/リア:4リンク式が採用されました。クーペ/4ドアのグレードは、ベースグレードと上級グレード「LS」がラインナップされました。その後、1983年の車名変更とともに内外装デザインが変更されました。

同時に、エンジンが電子燃料噴射仕様(最高出力132ps/最大トルク33.7kgm)に変更されました。次いで1985年、内外装の小変更と同時にエンジンのアウトプット向上が図られ、米国仕様は最高出力142ps/最大トルク34.7kgm、カナダ仕様は最高出力157ps/最大トルク36.6kgmとなりました。続いて1986年、5.8L V8OHVエンジン(最高出力182ps/最大トルク39.4kgm)が追加されました。

マーキュリー グランドマーキー (初代 1988)

同時に5L V8エンジンの仕様が変更され、スペックが最高出力152ps/最大トルク37.7kgmとなりました。次いで1987年には、インパネのトリムが変更されました。そして翌1988年に初代モデルとして唯一のマイナーチェンジが実施され、内外装デザインに変更が加えられました。同時に2ドアクーペが廃止された他、4ドアセダンのベースグレードに代わり「GS」が設定されました。

また、LSにはリア・エアサスペンションやJBL製6スピーカー搭載AM/FMカセットステレオなどがオプション設定されました。続いて1990年、運転席SRSエアバッグシステムが全車に標準化されると共に、内装のデザインが変更されました。そして1999年にフルモデルチェンジが実施され、2代目モデルに移行しました。

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