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シボレー ブレイザーS-10 (2代目 1995-2005):プラットフォームを踏襲しながらスタイリングを一新

GM(ゼネラルモーターズ)のシボレー部門から1982年にリリースされたコンパクトSUV「S-10ブレイザー」は、1995年に13年ぶりにして初のフルモデルチェンジを受け、2代目モデルに移行しました。兄貴分にあたる「K5ブレイザー」の車名が「タホ」に変更されたため、2代目では車名からS-10が外され単なる「ブレイザー」となりました。

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丸みを帯びたフォルムに

生産はアメリカ国内の他、世界数か国で行われました。プラットフォームは「GM GMT330プラットフォーム」がキャリオーバーされ、ボディタイプも先代同様2ドアと4ドアが設定されました。一方、スタイリングはボクシーな先代から一新され、丸みを帯びたフォルムに変貌しました。また、2ドアモデルは三角形のサイドウィンドウを採用、個性的なエクステリアとなりました。

ボディサイズは全長4,437~4,602mm×全幅1,722mm×全高1,631~1,702mmで、先代から全長が拡大されました。一方、ホイールベースは従来同様の2,553mm(2ドア)/2,718mm(4ドア)に設定されました。駆動方式は先代同様パートタイム4WDとFRが設定され、エンジンは一部の地域をのぞき4.3L V8OHV(最高出力193ps/最大トルク36.0kgm)のみの設定となりました。

基本メカニズムは先代譲り

組み合わせられるトランスミッションは、先代同様5速MTと4速トルコン式ATが用意されました。サスペンション形式はフロント:ダブルウィッシュボーン/トーションバー独立懸架式、リア:リジッド・リーフ式が踏襲され、ブレーキも先代同様フロントにベンチレーテッド・ディスク式、リアにドラム式が採用されました。

また、インテリアはエクステリア同様にデザインが一新された他、新たに運転席SRSエアバッグシステムが標準装備されました。グレード体系は、下からベースグレード、「LS」、「LT」「エクストリーム・スポーツ」がラインナップされました。そして翌1996年、2ドアをベースにホイールベースを短縮するとともに、悪路走破性を高めるためのさまざまな変更が施された「ZR2」が追加されました。

M/Cでエアバッグをデュアル化

次いで1997年にマイナーチェンジが実施され、内外装の意匠が変更されるとともに、助手席SRSエアバッグシステムが標準化されました。そして2001年にプラットフォームを一新した後継モデル「シボレー・トレイルブレイザー」がデビューしたものの、ブレイザーも2005年まで併売されました。

2代目ブレイザーは、日本市場では1995年6月に正規輸入が開始されました。ドライブトレインは4WD+4速ATのみの設定で、グレードは当初「LS」のみが導入されました。追って1996年3月に上級グレード「LT」が追加され、さらに翌1997年3月にはキャンパー仕様の「LSフォレシスタ」「LTフォレシスタ」が追加されました。

追って同年10月にマイナーチェンジ版への切り替えが行われ、翌1998年10月にはステアリングの位置が左から右に変更されました。

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