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シボレー カマロ (4代目 1993-2002):日本人デザイナーの手による流麗なスタイリングが特徴

シボレー カマロ (4代目 1993)

GM(ゼネラルモーターズ)のシボレー部門から1967年にデビューした2+2シーター・スペシャリティカー「カマロ」は、1993年に11年ぶり3度目のフルモデルチェンジを受け、4代目モデルに移行しました。デザイナーに日本人の奥山清行を起用し、流麗かつエアロダイナミックなスタイリングに変貌した事が特徴でした。

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ボディサイズを拡大

シボレー カマロ (4代目 1993)

ボディタイプは、先代同様ハッチゲートが備わる3ドアクーぺと2ドアコンバーチブルが用意されました。スタイリング面では、ボディラインが先代の直線基調から曲線基調に変更された一方、グリルレスのフロントマスクは踏襲されました。ボディサイズは全長4,907mm×全幅1,882mm×全高1,303mm(クーペ)/1,321mm(コンバーチブル)で、先代から若干拡大されました。

シボレー カマロ RS Convertible (4代目 1993)

ホイールベースは2,568mmで、実質的に先代と同等でした。駆動方式はコンベンショナルなFRを踏襲し、エンジンは当初、3.4L V6OHV(最高出力162ps/最大トルク27.6kgm)と5.7L V8OHV(最高出力279ps/最大トルク44.9kgm)が用意されました。トランスミッションは、前者には5速MTと4速トルコン式ATが、後者には6速MTと4速トルコン式ATが設定されました。

シボレー カマロ Z28 (4代目 1993)

サスペンション形式は、フロントは先代のマクファーソンストラット式からダブルウィッシュボーン式に変更され、リアはトルクアーム/コイル式が踏襲されました。また、ブレーキは全車に4輪ベンチレーテッド・ディスク式が採用されました。その後、1995年モデルからトラクションコントロールが設定されました。

シボレー カマロ (4代目 1993)

エンジンを置換し性能が向上

次いで1996年モデルでは、3.4L V6エンジンが3.8L V6OHVエンジン(最高出力203ps/最大トルク31.1kgm)に置換されるとともに、5.7L V8エンジンの最高出力が289psに向上しました。続いて1998年モデルでフェイスリフトが実施され、フロントまわりの意匠が変更されるとともに、サスペンションの改良やブレーキの強化が行われました。

同時に5.7L V8エンジンがリニューアルされ、アウトプットが「Z28」用が最高出力309ps/最大トルク46.3kgm、「Z28SS」用が最高出力324ps/最大トルク47.7kgmとなりました。さらに2000年モデルでは、最高出力がそれぞれ314ps/329psまで向上しました。その後、スペシャリティカー市場の縮小にともない、2002年をもって生産終了となりました。

シボレー カマロ SS (4代目 1998)

5代目モデルが登場するのは、それから7年が経過した2009年の事でした。4代目カマロは、日本にも正規輸入が行われました。1993年7月に初上陸した際はクーペのみの設定で、ラインナップは3.4Lエンジン+4速AT仕様の「スポーツクーペ」と5.7Lエンジン+4速AT仕様の「Z28」の2タイプでした。追って同年11月に、「スポーツコンバーチブル」と「Z28コンバーチブル」が追加されました。

次いで1995年10月、オプション扱いだったクーペ・ハッチルーフ仕様がカタロググレード「スポーツクーペTトップ」に昇格しました。続いて1997年10月に、フェイスリフト版への切り替えが行われました。

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