ホンダ ライフ (初代 1971-1974):従来のホンダ車から方向転換した新世代軽自動車 [SA/WA/VA]

ホンダ ライフ 4-door (初代 1971)

ホンダは1971年6月、主力軽乗用車「NⅢ360」の実質的な後継モデルとなる新型軽乗用車「ライフ」を発売しました。それまでのホンダ車の代名詞であった高性能路線から、快適性や居住性を重視した設計に路線変更が行われた事が特徴でした。翌年発売された大衆車「シビック」はライフの拡大版とも言うべき思想で設計されるなど、同社の新世代モデルの礎となりました。

ボディは4タイプを設定

ホンダ ライフ 4-door (初代 1971)

ボディタイプは、まず乗用モデルの2ドア/4ドアセダン(ハッチバック)が発売され、追って同年8月に3ドア商用モデルのバンが、更に10月に3ドア乗用モデルのワゴンが追加されました。これらの内4ドアセダンは、2ドア車のみとなっていた当時の軽乗用車市場で唯一の4ドア車となりました。スタイリングは、ショートノーズ・ロングキャビンのプロポーションが特徴でした。

ホンダ ライフ 2-door (初代 1971)

ボディサイズは全長2,995mm×全幅1,295mm×全高1,340mmという当時の軽自動車規格に準じたもので、NⅢ360と実質的に同等のサイズでした。ホイールベースはNⅢ360から80mm延長され2,080mmとなった一方、車両重量は若干軽量化され480~520kgとなりました。又、室内長1,660mmはクラストップの数値で、当時の軽自動車としては広い室内スペースを備えていました。

新設計の水冷エンジンを搭載

ホンダ ライフ Light Van (初代 1971)

サスペンション形式は、NⅢ360と同一のフロント:マクファーソンストラット式/リア:リーフ・リジッド式で、駆動方式もFFが踏襲されました。エンジンは、ホンダ伝統の空冷式を採用したNⅢ360や軽スペシャリティカー「Z」とは異なり、新設計された360cc水冷直2SOHCのEA型が搭載されました。このユニットは、バランサーシャフトの採用により低振動化が図られていた事も特徴でした。

ホンダ ライフ 4-door (初代 1971)

発売当初は全車シングルキャブレター仕様で、最高出力30ps/最大トルク2.9kgmのスペックでした。そして同年7月、最高出力21ps/最大トルク2.5kgmのデチューン版を搭載するセダン「タウン」シリーズが追加されました。共に数値上の馬力を追わず扱い易さを重視しており、殊にタウンは中低速トルク重視の性格でした。トランスミッションはタウンのみ3速MTで、それ以外には4速MTと3速ATが設定されました。

グレード体系は、セダン/バンに「スタンダード」「H・スタンダード」「デラックス」「スーパーデラックス」「カスタム」が、ワゴンに「デラックス」「スーパーデラックス」「カスタム」が設定されました。装備面では、「H・スタンダード」以上にヒーターが、「デラックス」以上に2系統ベンチレーションシステムが、「スーパーデラックス」以上にラジオやシートベルトが標準装備されました。

1972年にツインキャブの「ツーリング」など追加

ホンダ ライフ Touring (初代 1972)

ホンダ ライフ Touring (初代 1972)

更に「カスタム」には、熱線リアウィンドウやタコメーター(タウンを除く)が装備されました。そして1972年5月に、2ドアセダンに最高出力36ps/最大トルク3.2kgmのスペックを持つツインキャブレター仕様エンジンと、専用の内外装やハード・サスペンションが備わる「ツーリング」シリーズが追加されました。グレードは「SS」「SL」「GS」の3タイプで、「GS」には5速MTが搭載されました。

ホンダ ライフ Touring (初代 1972)

ホンダ ライフ Touring (初代 1972)

その後、4ドアセダンのツインキャブレターモデル「ツイン」シリーズや、派生モデルの商用車「ライフステップバン」や「ライフピックアップ」が追加されました。そして1974年、大ヒットとなった「シビック」の生産に集中化する為に軽自動車市場からの撤退が発表され、それに伴いライフシリーズも同年生産終了となりました。

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