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自衛隊で使われている車両の特徴

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自衛隊で使われている車両の秘密を情報保全に引っかからない程度でご紹介します。

自衛隊の車両は国防を主目的に作られており、メーカーもいすゞ、三菱、トヨタと様々です。色は目立たないようにOD(オリーブドラブ)色という迷彩色が使用されており、作りも普通の自動車とは違います。

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デフロックは必需品

最大の特徴はデフロック機能がほぼすべての車につけられています。デフロック機能とは正式名称をディファレンシャルロック機能といい、錯雑地や山道、不整地を走行することの多い自衛隊車両につけられた機能です。

どういう機能かというと、自動車のディファレンシャルという普通の道路を走行中、カーブする際の両輪の差を考慮し、一方は回転を速く、一方はそれよりも遅くする機能ですが、錯雑地などで片方のタイヤが宙にあり、もう片方のタイヤが地面についた状態ですと、ディファレンシャル機能により空回りしてるタイヤは回転するが、地面についている方のタイヤはほとんど回転しない、という厄介なことが起こります。

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そうなると当然自動車は錯雑地を走ることはできません。そうならないように、便利なディファレンシャル機能をわざとロックするデフロック機能がついているのです。

殆どエアコンはついていない

またエアコンがついていない車両が多く、夏は暑く、冬は寒いが当たり前ですがそこは隊員個々の気合によりカバーされています。

戦車にもウインカー装備

ヘッドライト、テールライト等は道交法を厳守しており、あろうことか戦車にまでバックライトやウインカーがついています。また灯火管制下での車両機動、行動を考慮し、ライトの明るさを豆電球ほどの明るさに落とせるように「ライトロータリースイッチ」という自衛隊の車両でしか見たことのないスイッチがついています。

普段使用する場合、ヘッドライトを使用する場合、灯火管制下、さらに厳戒な灯火管制下と4段階あります。豆電球のようなライトで真っ暗な山道を走るのは非常に困難で、間違ってもハイスピードでは走れません。

24V直流の電極

その他、車両に無線機を積む場合も多いので、無線機用に床のふたを開けると24V直流の電極があります。無線機用のアンテナを取り付けるための架台も車両の4隅に取り付けてあり、無線機を使う場合にはそこに2m位のアンテナが取り付けられます。

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このアンテナがけっこう厄介で、自衛隊の使っている周波数帯用のアンテナは非常に長く、また根元の制御器も巨大でしっかり固定しておかないとグラグラしてきて、最悪走行中に外れてめちゃくちゃになることがあります。 

本来はすべての車両が装甲化されているのが望ましいのですが、いまだに布張りの車両が多く走っています。

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