トヨタのミディアムセダン「プレミオ」は、「コロナプレミオ」の後継車種として2001年に姉妹車種「アリオン」と共に初代モデルがデビュー、2007年6月にアリオン共々フルモデルチェンジを実施して2代目の現行型となりました。先代から燃費や居住性の改善を果たした他、品格の高さを強調したデザインポリシーによりアリオンとの差別化が明確になりました。
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5ナンバーサイズを踏襲しつつ室内スペースを拡大
スタイリングは、先代同様4本の横バーが入るフロントグリルを含め、コンサバティブな雰囲気が踏襲されました。ボディサイズは全長4,600mm×全幅1,695mm×全高1,475~1,485mm、ホイールベースは2,750mmで、全長と全高が僅かに拡大されたものの、全幅は先代同様の5ナンバーサイズが維持されました。車両重量は若干増加し、1,200~1,330kgとなっています。
室内面では、室内長・室内幅・室内高全てが拡大され、居住性が一段と向上しました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定される他、プラットフォームを踏襲する為サスペンション形式も同一で、前:ストラット式/後:トーションビーム式(FF)・ダブルウィッシュボーン式(4WD)となります。搭載エンジンは、まず1.5L直4の1NZ-FE型と1.8L直4の2ZR-FE型が用意されました。
スペックは、1NZ-FE型が最高出力110ps/最大トルク14.3kgm、2ZR-FE型のFF車用が最高出力136ps/最大トルク17.8kgm、同4WD車用が最高出力125ps/最大トルク16.6kgmで、トランスミッションはCVTが採用されました。これらの変更により、全車で燃費が約10%改善されました。グレード体系は、標準グレード「1.5F」「1.8X」の他、上級グレードの「Lパッケージ」と「EXパッケージ」(1.8Xのみ)が設定されました。
相次ぐ改良により燃費が更に向上
そして2008年1月に、2L直4の3ZR-FAE型エンジン(最高出力158ps/最大トルク20kgm)を搭載する「2.0G」及び「20G EXパッケージ」が追加されました。トランスミッションは1.5L/1.8L車同様CVTで、燃費は先代から0.4km/L向上しました。次いで2009年10月に一部改良を実施し、1.5L車の燃費がエンジン制御の変更などにより0.6km/L向上しました。
続いて2010年4月にマイナーチェンジを実施し、内外装デザインが一部変更されると共に、1.8L車のエンジンが「バルブマチック」採用の2AR-FAE型に置換されました。スペックはFF車用が最高出力144ps/最大トルク17.9kgm、4WD車用が最高出力133ps/最大トルク16.7kgmで、従来からアウトプットが向上すると同時に、燃費が1.2~1.6km/L向上しました。
同時に「2.0G EXパッケージ」が廃止され、新たに「2.0G スペリアパッケージ」が設定されました。次いで同年6月の一部改良では、1.5L FF車のエンジン制御変更などが行われ、燃費が更に1.4km/L向上しました。続いて2012年12月の一部改良で、各エンジンとも燃焼効率改善やフリクション低減が図られ、全車で燃費が向上しました。同時に、「1.5F」にも「EXパッケージ」が設定されました。
そして2014年9月の一部改良で、1.5L FF車にアイドリングストップ機構を採用し燃費が1km/L向上しました。
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