スバルは、2代目となる新型BRZを2021年7月29日に発表した。初年度の月刊計画台数は500台。
新型「SUBARU BRZ」は、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのスポーツカー。2012年に発売した初代モデルは、「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載。低重心による優れたハンドリング性能を実現した。
新型スバル BRZの主な特長
動力性能
初代モデルの2.0Lから排気量を拡大した、新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを向上。
AT搭載車では、SPORTモードの制御が進化。クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にする。
ハンドリング性能
インナーフレーム構造や構造用接着剤などの採用によりボディを再構築することで、初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上。
ルーフ、フード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用。エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現し、運動性能を向上。
18インチアルミホイール装着車には、215/40R18 ミシュラン パイロットスポーツ4タイヤを装備。
エクステリア
- より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張。グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現。
- 絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚が、スポーツカーらしい走りへの期待感を高める。
- サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなど、デザインにアクセントをもたらすだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用。
インテリア
- シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保。集中して運転を愉しむことのできる室内空間を提供。
- 7インチカラー液晶とLCD液晶を組み合わせたデジタルメーター(BOXERメーター)を採用。必要な情報をわかりやすく表示し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することを可能とする。
- 高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが、疲れにくく運転に集中できる環境を作り出すとともに、クルマの挙動を正確にドライバーへ伝える。
安全性能
ピュアスポーツカーならではの走りを最大限に愉しめるよう、安心・安全という付加価値にも磨きをかけた。
運転支援システム、衝突安全性能
- 運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが、安心で快適なドライブをサポート。
- 高張力鋼板の採用拡大などによりボディを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化することで、衝突安全性能を向上。
新型BRZの価格
グレード | 6MT | 6AT |
R | 3,080,000 | 3,245,000 |
S | 3,267,000 | 3,432,000 |
価格は消費税10%込。