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ビュイック センチュリー (5代目 1981-1996):駆動方式をFFに変更するとともにボディをさらに小型化

ゼネラルモーターズ(GM)は1981年、ビュイック・ブランドの中型乗用車「センチュリー」にフルモデルチェンジを実施し、通算5代目モデルに移行させました。駆動方式がそれまでのFRからFFに変更されたことが最大のトピックとなったほか、ボディサイズやエンジンがさらにダウンサイジングされました。

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ディーゼルエンジンも用意

プラットフォームはFF版「Aボディ」が採用され、ボディタイプは当初2ドアクーペと4ドアセダンのラインナップでした。スタイリングは、直線基調のスクエアなフォルムを持ち味としていました。セダンのボディサイズは全長4,803mm×全幅1,763mm×全高1,364mmで、全高をのぞき先代から一回り縮小されました。また、ホイールベースも80mmほど短縮され2,662mmとなっていました。

エンジンは当初、2.5L直4(最高出力91ps/最大トルク18.6kgm)、2.8L V6(最高出力114ps/最大トルク18.6kgm)、3L V6(最高出力112ps/最大トルク20.1kgm)のガソリン3種類と、4.3L V8ディーゼル(最高出力86ps/最大トルク22.8kgm)が用意されました。組み合わせられるトランスミッションは3速または4速のトルコン式ATで、MTの設定ななくなりました。

ワゴンを追加

その後1984年に、5ドアステーションワゴンがラインナップに加わるとともに、3.8L V6ガソリンエンジン(最高出力127ps/最大トルク26.9kgm)が追加されました。次いで1986年に最初のマイナーチェンジが実施され、2.8L V6エンジンが刷新されスペックが最高出力127ps/最大トルク22.1kgmとなったほか、3.8L V6エンジンのスペックが最高出力152ps/最大トルク27.6kgmに向上しました。

同時に、3L V6エンジンとディーゼルエンジンは廃止されました。また、エクステリア面ではフロントグリルの意匠が変更されました。続いて1989年に2度目のマイナーチェンジが実施され、フロントまわりやルーフライン、リアクォーターウィンドウなどのデザインが一新されました。同時に2.8L V6と3.8L V6に代わり、3.3L V6エンジン(最高出力162ps/最大トルク25.6kgm)が設定されました。

また、2.5L直4エンジンが刷新され、スペックが最高出力112ps/最大トルク18.7kgmとなりました。次いで1992年に3度目のマイナーチェンジが実施され、内外装デザインが刷新されるとともに、2.5L直4に代わり2.2L直4エンジン(最高出力112ps/最大トルク17.9kgm)が設定されました。続いて1994年には、3.3L V6に代わり3.1L V6エンジン(最高出力162ps/最大トルク25.6kgm)が設定されました。

また、2.2Lエンジンの最高出力が122psに向上しました。そして1997年にフルモデルチェンジが実施され、6代目モデルに移行しました。

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