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ビュイック リビエラ (2代目 1965-1970):プラットフォームを踏襲しながらエクステリアを一新

ゼネラルモーターズ(GM)のビュイック・ブランドから1963年にリリースされた高級パーソナルカー「リビエラ」は、1966モデルイヤー(1965年)に早くもフルモデルチェンジを受け、2代目モデルに移行しました。「Eボディ」と呼ばれる十字型プラットフォームやパワートレインなどがキャリオーバーされた一方、エクステリア・デザインは一新されました。

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ボディサイズを拡大

ボディタイプは先代同様2ドアハードトップクーペのみの設定で、スタイリングはノーズが低められるとともに三角窓が廃止されるなど、よりモダンなイメージに変貌しました。また、フロントマスクの意匠が一新された一方で、ヘッドランプは未使用時にグリルの奥に格納されるコンシールド型が踏襲されました。ボディ・ディメンションは全長5,366mm×全幅2,000mm×全高1,356mm、ホイールベース3,023mmでした。

先代との比較では、すべての項目において拡大されていました。駆動方式はコンベンショナルなFRを踏襲し、エンジンは当初先代譲りの7L V8OHV「ネイルヘッドV8」(最高出力345ps)が搭載されました。組み合わせられるトランスミッションは、従来同様3速トルコン式ATのみの設定でした。ステアリング形式はリサーキュレーティング・ボール式を踏襲し、ブレーキも先代同様4輪ドラム式が装備されました。

1967年モデルでエンジンを置換

また、先代に引き続きスポーティな装備が備わるパッケージオプション「グランスポーツ」が設定されました。一方室内は、先代と同じ前後ともバケットシートの4人乗り仕様のほか、前後ともベンチシートの6人乗り仕様が選択できるようになりました。そして1967年モデルから、エンジンがわずかに排気量の大きい「ビュイックV8」(最高出力365ps/最大トルク65.7kgm)に置換されました。

また、フロント・ディスクブレーキがオプション設定されたことも1967年モデルの特徴でした。次いで1968年モデルでは、フロントバンパーのデザインが一新されるとともに格納式のワイパーが採用されました。同時に、インテリアの意匠も変更されました。続く1969年モデルではエクステリアが小変更されるに留まったものの、翌年の1970年モデルで大掛かりなフェイスリフトが行われました。

ヘッドランプが固定式に変更されるなどフロントまわりの意匠が一新されたほか、リアバンパーやリアコンビネーションランプも変更されました。同時に、エンジンが7.5Lに拡大されアウトプットが最高出力375ps/最大トルク70.5kgmに向上しました。そして1970年の1971モデルイヤーで、全面改良を施した3代目モデルに移行しました。

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