フィアット ムルティプラ (2代目 2003)の口コミ評価:新車購入インプレッション

フィアット ムルティプラ '03

フィアット ムルティプラ ’03

2003年式のフィアット・ムルティプラ(型式GH-186B6)に乗っていました。フィアットとアルファロメオを扱う正規ディーラーで、新車で購入した物です。購入価格は、総額で300万円程で、1.6L車として見れば高価だったかもしれません。

他に類を見ないユニークなスタイリング

この車には、価格云々や性能云々を超えた、独自の魅力がありました。それは、何と言っても、他に類を見ないユニークなスタイリングです。イルカのようなフロントマスクと、ハイビームヘッドライトがフロントウインドウの下に付いている奇抜さ、金魚鉢のように異様に大きいサイドウインドウなど、とにかく個性の塊のようなデザインに、すっかり惹きつけられてしまったのです。

フィアット ムルティプラ '03

フィアット ムルティプラ ’03

しかし、最初から良いデザインだと思った訳ではなく、第一印象は「なんだこれは!?」でした。それなのに、見れば見る程何故か惹かれてしまう、不思議な魅力にはまってしまいました。そして、最初はルノー・カングーを購入するつもりでいたのに、いつの間にか本命はこのムルティプラになっていました。

フィアット ムルティプラ '03

フィアット ムルティプラ ’03

ただ、購入に当たっては、マニュアルミッション仕様しかない点や、全幅が広く、1,875mmもある点が気掛かりになっていました。しかし、試乗の際に実際に狭い路地を走ってみると、見切りが良いので、意外と幅の広さを持て余さずに済みました。又、久しぶりのマニュアルミッションにも直に慣れてしまったので、これなら足代わりのマイカーとして十分いけると確信しました。そして、契約してから約1か月程経った紅葉シーズンのある日、ムルティプラが納車されました。

フィアット ムルティプラ '03

フィアット ムルティプラ ’03

早速、紅葉ドライブに出掛けたのですが、山道の上りでいきなり渋滞に巻き込まれ、坂道発進の連続という試練を受けました。でも、それも何とか乗り切り、道路が空いてくると、マニュアル車ならではの運転の楽しさを存分に満喫しました。

決して速くはないけど

動力性能としては、結構重い車体に1.6LのNAエンジンですから、決して速くはないのですが、コクコク決まるシフトを操作しながらエンジンをぶん回して走る楽しさは、格別でした。又、トレッドが広い為かコーナーリングも安定感があり、安心して山道を飛ばす事が出来ました。

フィアット ムルティプラ '03

フィアット ムルティプラ ’03

難点を挙げるなら、車両重量の割に低速トルクが十分でないので、スタート時に気を抜くとすぐにエンストしてしまう事と、シートのバックレストがタイトで、長時間運転していると背中が痛くなる事でした。それでも、奇抜なスタイリングと運転の楽しさを併せ持っているので、魅力の方が上回っていました。スタイリングの話をすると、道行く人が指を指して笑っていた事もありますが、それもむしろ愉快な事と捉えていました。