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フォード コーティナ (Mk4 1976-1979):内外装を一新するとともにタウヌスの姉妹車種に

フォード コーティナ Ghia (Mk4 1976-1979)

フォード・モーター(イギリス・フォード)より1962年9月にリリースされた大衆車「コーティナ」は、1976年9月に6年ぶり3度目のフルモデルチェンジが実施され、Mk4に移行しました。基本メカニズムは先代からのキャリオーバーだったものの、内外装デザインが一新されるとともに、前年にリリースされた「タウヌス・マークⅢ」とボディを共有する姉妹車種となりました。

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直線基調のスタイリングに変貌

フォード コーティナ (Mk4 1976-1979)

ボディタイプは先代同様に、2ドアおよび4ドアセダンと5ドアステーションワゴンの3タイプがラインナップされました。スタイリングは、コークボトルラインを採用しアメリカ車的な雰囲気を持っていた先代から一転し、直線基調のプレーンなフォルムに変貌しました。また、ガラスエリアも拡大され、視界の向上に結び付きました。

ボディサイズは全長4,340mm×全幅1,700mm×全高1,361mmで、先代から全長と全高が拡大されました。ホイールベース2,580mmで、先代と同一でした。サスペンション形式は、フロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:4リンク・コイル式が踏襲され、駆動方式も引き続きコンベンショナルなFRが採用されました。

フォード コーティナ (Mk4 1976-1979)

エンジンは当初、1.3L直4OHV(最高出力61ps/最大トルク9.4kgm)の「ケント・ユニット」と、チューニングの異なる2種類の1.6L直4SOHC(最高出力74ps/最大トルク11.9kgm・最高出力91ps/最大トルク12.4kgm)および2L直4SOHC(最高出力102ps/最大トルク15.6kgm)の「ピント・ユニット」が用意されました。

2.3Lエンジン搭載車を追加

フォード コーティナ Estate (Mk4 1976-1979)

組み合わせられるトランスミッションは、先代同様3速/4速MTと3速トルコン式ATが設定されました。グレード体系は先代からグレード名が一部変更され、下からベースグレード、「L」、「GL」、「S」、「ギア」の5タイプのラインナップとなりました。そして翌1977年、ドイツ・フォード製の2.3L V6OHV「ケルン・エンジン」(最高出力108ps/最大トルク18kgm)搭載車が追加されました。

一方、オーストラリア・フォードで生産されるモデルは、大型バンパーが備わる他、ピント・エンジン搭載車の他に3.3L V6および4.1L V6の「ファルコン・エンジン」搭載車が用意されました。また、南アフリカ向けモデルには、欧州ではすでにカタログ落ちした1.6Lケント・エンジン搭載車と、3L V6OHVの「エセックス・エンジン」搭載車が設定されました。

コーティナ・Mk4は、従来モデルに引き続き英国内では好調な販売を維持しました。その後、マイナーチェンジや目立った仕様変更、ラインナップの拡充などは行われず、1979年9月のフルモデルチェンジによりコーティナ最後のモデルとなるMk5にバトンタッチされました。

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コーティナ
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