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三菱 デリカスターワゴン (2代目 1986-1999):様々なルーフバリエーションを設定 [P0/1/2/3♯W]

三菱 デリカスターワゴン 4WD “Chamonix” (2代目 1986)

1979年に2代目「デリカ」の乗用版としてデビューしたワンボックスワゴン「デリカスターワゴン」は、1986年6月に7年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、2代目モデルに移行しました。ヘビーデューティーな4WDモデルの設定など先代から基本コンセプトを受け継ぎながら、様々なルーフバリエーションを設定するなど新機軸も取り入れられました。

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5種類のルーフを設定

三菱 デリカスターワゴン 4WD (2代目 1986)

ボディは、コンテナのような形状とボディ左側のみに後席用スライドドアが備わる4ドア仕様を受け継ぎながら、角形4灯式ヘッドランプの採用などによりイメージの刷新が図られました。ボディバリエーションは先代同様に標準ボディとロングボディが用意される他、標準ルーフ、ハイルーフ、サンルーフ、エアロルーフ、クリスタルライトルーフといった多彩なルーフバリエーションが設定されました。

三菱 デリカスターワゴン Exceed 4WD (2代目 1986)

ボディサイズは全長4,190~4,590mm×全幅1,690~1,695mm×全高1,950~2,090mmで、5ナンバーサイズを維持しつつ先代から全長と全高を拡大、ホイールベースも若干延長され2,235~2,240mmとなりました。車両重量も増加し、1,230~1,860kgとなりました。シートレイアウトは、3列シート7人乗り/8人乗り/9人乗り仕様と4列シート10人乗り仕様が設定されました。

エンジンは3種類でスタート

三菱 デリカスターワゴン Exceed (2代目 1986)

サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン/トーションバー式、リアがリジッド・リーフ式でした。駆動方式は先代同様FRとパートタイム4WDが設定され、エンジンは当初2L直4SOHCガソリンNAのG63B型(最高出力91ps/最大トルク15.4kgm)と、2.5LSOHCディーゼルの4D56型NA仕様(最高出力70ps/最大トルク14.6kgm)及びターボ仕様(最高出力85ps/最大トルク20kgm)が用意されました。

トランスミッションはディーゼルNA車が5速MT、ディーゼルターボ4WD車が副変速機付き5速MTで、それ以外には5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。グレード体系は、下から「DX」「XL」「GLX」「エクシード」の4タイプが基本でした。そして1988年9月のマイナーチェンジで、フロントグリルの一部変更と共にディーゼルターボ4WD車に4速AT仕様が追加されました。

三菱 デリカスターワゴン Super Exceed 4WD (2代目 1993)

次いで1989年に、2Lガソリン仕様のエクシード及びGLXエアロルーフのエンジンが、2.4L直4SOHCガソリンNAの4G64MPI型(最高出力115ps/最大トルク18.7kgm)に置換されました。同時に、4WD車にハイルーフとクリスタルライトルーフが追加されました。次いで1990年8月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施されると共に、内装と装備の充実を図った最上級グレード「スーパーエクシード」が追加されました。

三菱 デリカスターワゴン Super Exceed (2代目 1993)

次いで1991年8月に、全車にサイドインパクトビームやハイマウントストップランプなどが採用された他、5速MTのみだった2.4Lガソリン4WD車に4速AT仕様が追加されました。続いて1993年6月に、ボディカラーに新色の追加、ディーゼルターボ車の排出ガスクリーン化、XLに代わる新グレード「リンクス」の設定などが行われました。

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