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ポルシェ 911 (6代目 997 2004-2011):996型から完成度がアップし後期型はエンジンを刷新

ポルシェ 911 カレラ 2005

1964年にデビューしたポルシェのスポーツカー「911」は、モデルチェンジで代を重ね2004年に8月発売された「997型」で6代目となりました。プラットフォームやボディシェルを996型から踏襲しながら、剛性アップなどにより走行性能が向上した他、後期型ではエンジンの刷新やデュアルクラッチトランスミッションの導入、可変減衰ダンパーのオプション設定などにより、大幅なリフレッシュが図られました。

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スタイリングは993型以前に回帰

スタイリングは、996型の「ボクスター」と共通のフロントマスクから993型以前の「911らしい」フロントマスクに回帰するなど、大きくイメージを変えました。又、アクティブリアスポイラーが採用された他、Cd値が0.3から0.28に改善されました。最初に発売されたNA・RR仕様の「カレラ」及び「カレラS」クーペのボディサイズは、全長4,425mm×全幅1,810mm×全高1,310mm(カレラ)/1,300mm(カレラS)で、全幅が45mmワイドになりました。

ポルシェ 911 カレラ 2005

ホイールベースは996型同様の2,350mmで、車両重量は1,440kg~1,500kgとなりカレラ同士の比較で20kg増加しました。リアに搭載されるフラット6は996型同様水冷DOHC仕様で、排気量はカレラ用が3.6Lを踏襲する一方、カレラS用は3.8Lに拡大されました。スペックは、カレラが最高出力325ps/6,800rpm・最大トルク37.7kgm/4,250rpm、カレラSが最高出力355ps/6,600rpm・最大トルク40.8kgm/4,600rpmでした。

ポルシェ 911 カレラ 2005

トランスミッションは、996型同様6速MT及び5速トルコン式AT「ティプトロニックS」が設定されました。動力性能は、カレラが最高速度285km/h・0-100km/h加速5s、カレラSが最高速度293km/h・0-100km/h加速4.7sでした。サスペンション形式は996型同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:マルチリンク式を踏襲する一方、新たにアクティブサスペンション「PASM」が設定されました。

次々とバリエーションを拡大

そして2005年2月にオープンモデルの「カブリオレ」が、更に同年8月にはフルタイム4WDの「カレラ4」及び「カレラ4S」が追加されました。次いで2006年3月に、全幅を1,850mmにワイド化したボディに3.6Lターボエンジンを搭載する4WDモデル「ターボ」と、3.6L NAエンジン搭載のハイパフォーマンスRRモデル「GT3」が追加されました。共にクーペのみで、ターボには6速MTとティプトロニックが設定され、GT3は6速MTのみの設定でした。

ポルシェ 911 カレラ カブリオレ 2005

スペックは、ターボが最高出力480ps/6,000rpm・最大トルク63.2kgm/1,950~5,000rpmで、最高速度310km/h・0-100km/h加速3.7s、GT3が最高出力415ps/7,600rpm・最大トルク41.3kgm/5,500rpmで、最高速度310km/h・0-100km/h加速4.3sでした。次いで同年8月、所謂タルガトップボディを持つ4WDモデル「タルガ4」及び「タルガ4S」と、GT3のボディを20kg軽量化した「GT3RS」が追加されました。

ポルシェ 911 カレラ カブリオレ 2005

続いて2007年6月、カブリオレにターボエンジンを搭載した4WDモデル「ターボカブリオレ」が、更に8月には究極のハイパフォーマンスモデル「GT3」が追加されました。GT3に搭載されるエンジンは最高出力530ps/6,500rpm・最大トルク69.3kgm/2,200~4,500rpmまでチューンナップされた3.6Lターボで、駆動方式はRRを採用、最高速度329km/h・0-100km/h加速3.6sの性能を発揮しました。

マイナーチェンジで性能と燃費が向上

そして2008年7月にマイナーチェンジを実施し、フロント廻りとリア廻りのデザインが変更されました。同時に、NA車にダイレクトフューエルインジェクションを採用し、カレラが最高出力345ps/6,500rpm・最大トルク39.7kgm/4,400rpmに、カレラSが最高出力385ps/6,500rpm・最大トルク42.8kgm/4,400rpmにパワーアップすると共に、燃費改善とCO2排出量削減が図られました。

ポルシェ 911 ターボ 2006

又、ATがデュアルクラッチ式の7速PDKに変更された他、カレラ4の4WDシステムがビスカスカップリング方式から電子制御式の「PTM」に改められました。次いで2009年5月、GT3のエンジンが3.8Lに拡大され、最高出力435ps/7,600rpm・最大トルク43.8kgm/5,500rpmに向上、動力性能も最高速度312km/h・0-100km/h加速4.1sにアップすると共に、「PSM」(ポルシェ・スタビリティ・マネジメントシステム)が装備されました。

そして同年8月、ターボのエンジンも3.8Lとなり最高出力500ps/6,000rpm・最大トルク66.3kgm/1,950~5,000rpmに向上、動力性能も僅かに向上し最高速度312km/h・0-100km/h加速3.6sとなりました。次いで2010年10月、専用の内外装を備えるワイドボディに3.8L NAエンジン(最高出力408ps/7,300rpm・最大トルク42.8kgm/4,200rp)を搭載するRRのハイパフォーマンスモデル「カレラGTS」及び「カレラGTSカブリオレ」が追加されました。

同時に、専用ボディと手動ソフトトップを持つオープン2シーターモデル「スピードスター」が限定モデルとして追加されました。エンジンは3.8L NAで、最高出力415ps/7,600rpm・最大トルク41.3kgm/5,500rpmのスペックでした。次いで2011年6月、カレラGTSの4WD版「カレラ4GTS」及び「カレラ4GTSカブリオレ」が追加されました。そして2011年に後継モデルの991型にバトンタッチされました。

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