子供のころから憧れの車だったトヨタのソアラ。社会人となり1年間貯金して、2代目のMZ20、3.0GTを中古で手に入れました。価格は記憶にないのですが、あれほど目標を持って貯金したのは、この時以降無いような気もします。
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こんなカッコいい車は他に無い
純正フルエアロを装着したホワイトのソアラを目の前にした時、こんなカッコいい車は他に無いと思ったものです。本当はメタリック系の他のカラーがよかったのですが、今みたいにインターネットで全国の在庫が探せる訳でもなく、状態の良い車は常に少ない人気車種だったので、ボディーカラーだけは妥協しましたが、実際乗り始めたらそんなことはすぐに忘れてしまいました。
ソアラのCM。コピーは「世界にひとつ、日本にソアラ」
当時ではかなりのハイスペックエンジンとして評価も高かった7M-GTEUエンジンは、低速トルクがとても太く、さらに4,000回転前半辺りから金属音を伴うターボ独特のエンジン音と共に湧き上がるパワーは、一度乗ると病みつきになります。今の時代にはないターボエンジンの加速感ですが、今でも恋しくなるのは私だけではないと思います。
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どんな場面でも他の車をリードする加速
まだ4速しかない時代のAT車でしたが、全域で扱いやすいトルクフルな特性と、評価の高い直6エンジンのスムーズな吹け上がりで、どんな場面でも他の車をリードする加速を見せてくれます。まさにGTの名に相応しい、走る楽しさを実感できるエンジンでした。足回りについては、サイズの割に重たい車重の車でしたが、とても粘りのあるどっしりとしたコーナリング特性で、日常の場面では自分が思った通りのラインを描いて走ってくれます。
ただし、基本は弱アンダーステアなので、パワー任せの走りにならないような意識が必要ですね。走りに関してもう一つありますが、この時代の日本車はどれも同じレベルでしたが、今思うとブレーキの効きは甘かったです。特に速度が高い時の急制動は、かなり踏み込んでも減速感が変わらない感じがあります。
外装デザインも内装の質感も素晴らしい
内装の質感や機能などについては、トヨタ最高のスペシャリティーカーでしたので文句の付けどころがなく、適度に閉塞感のあるダッシュボードなどもとても心地よかったです。
当時流行りだったデジタルメーターも見難さや動きの悪さを感じることはなかったです。
最後に、この車の最大の魅力だと思っている外観デザインについてですが、今でも同じ型のソアラを街で見かけると目で追ってしまうほど、色あせない格好よさだと思っています。
最近ではほとんど目にすることがなくなってしまったのが本当にさみしく感じます。直線的でワイド&ローなイメージを強く感じられる美しいデザインが、この車のスタイリッシュさとクールさ、それと走りへの期待を湧き立たせる最大の要因です。
そして、その期待感を裏切ることがなかったのが、私がこのソアラを名車と思っている理由になります。もし叶うことなら、いつかまたMZ20の3.0GTに乗ってみたいと思っています。
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