トヨタ車が大好きという方なら、高級クーペのフラッグシップ「ソアラ」をご存知ない方はいないと思います。そのソアラをフラッグシップカーとして強く印象付けた車こそ、「ニッパチ」の愛称で知られる初代の「ソアラ2.8GTリミテッド」であることを御存知の方は40代以上のオジサマだけかも知れませんね。
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ベンツやBMWに負けない優越感
当方がオーナーだったソアラはその2.8Lの85年式モデルで、初代モデルのマイナーチェンジ版ではありますが、伝説とも言える初代ニッパチの後期型モデルであり、当時、多少無理をして購入しました。オーナーであったことは本当に誇らしく、車を走らせている時はベンツやBMWに負けない優越感も味わえた、自慢の愛車であったことは間違いございません。
ソアラ2800GTのCM ’81
では、ニッパチソアラの具体的な魅力等についてご紹介させて頂きます。まず、内装が当時としては大変斬新でスタイリッシュであったことです。インパネは当時としては比較的珍しかったデジタル表示方式を採用されていました。タコメーターとは異なり、スピードのちょっとした加減が瞬時に数値として可変することが、やはり独特のワクワク感を刺激してくれたものです。
また、座席シートもスピードカーやパイロットの座席を彷彿とさせる独特の形状で、助手席に女性を座らせる時もちょっとした高揚感と優越感に浸れました。その一方、ツードアで後部座席はオマケのような感じでしたので、大人5人が乗車するにはやや窮屈な車でした。
しかし、それもソアラの魅力だと思います。現在の車は市場の変化等により、やや八方美人になりがちな車が多いですが、ソアラは5人乗車は”臨時”であり、この車は本来二人で高速クルージングを楽しんで欲しい車ですよ、という明確なコンセプトと言うか、主張があったと解釈しています。
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時速100kmまであっという間
次に、ニッパチが誇る6気筒エンジンのパワー等についてです。この点は少し反省しなければなりませんが、スタートからの加速が抜群によく、時速100kmまではあっという間という感じで到達しますので、調子に乗ってスピードは出し過ぎていました。幸い事故に遭うといったことはありませんでしたが、「ヒヤッ」としたことは何度かありますので、当然のことながら制限速度は守るべきと言えます。
ただ、非常に加速性能が高い車でしたので、例えば横浜町田ICのような高速道路料金レーンが10箇所以上あり、レーンを出て一番右から一番左に移動しなければいけない場合等、一気に先頭に出ることが出来ました。プレッシャーを感じることなく余裕で移動が出来た点等、ニッパチならではのパワーだったと思います。
日本を代表する自動車メーカーであるトヨタを代表する名車は、やはりソアラだと思います。そのソアラを代表する名車こそ初代モデルのニッパチです。このニッパチのオーナーであったことは本当に良き思い出です。
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