トヨタのミニバン「ヴェルファイア」は、2015年1月に姉妹車種「アルファード」と共にフルモデルチェンジを実施し、2代目となる新型となりました。基本的なコンセプトは先代から踏襲しながらも、走行性能や燃費の改善が行われた他、先代と同様独自路線のエクステリアによりアルファードとの差別化が図られました。
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フロントマスクはアルファードと差別化
スタイリングは、先代同様の1.5ボックス型を踏襲しつつ、ボディ側面のプレスラインが抑揚の激しいものとなった他、フロントマスクも先代同様の縦型4灯式ヘッドランプを踏襲しながら更に挑戦的な意匠になるなど、従来にも増してアグレッシブなイメージを強めました。又、アルファードとの違いも一層鮮明なものとなり、両者の個性の差が明確化しました。
ボディサイズは全長4,930mm×全幅1,850mm×全高1,880mm~1,950mmで、先代よりも若干拡大され、アルファードと比較するとフロント部分の形状の違いにより全長が15mm長い数値となりました。車両重量は1,920kg~2,220kgでアルファードと同一であり、先代よりもやや重い数値となりました。
走行性能と燃費が向上
プラットフォームの刷新に伴い、ホイールベースが先代比で50mm延長され3,000mmとなった他、フロアが低床化され乗降性が改善されました。サスペンションは、フロントのマクファーソンストラット式は先代と同一で、リアが従来のトーションビーム式からダブルウィッシュボーン式に変更され、操縦安定性と乗り心地の改善が図られました。ブレーキは、4輪ベンチレーテッドディスク式が採用されました。
パワートレインはアルファードと同様で、2.5L直4の2AR-FE型(最高出力182ps/最大トルク24kgm)+CVTの組み合わせと、3.5L V6 の2GR-FE型(最高出力280ps/最大トルク35.1kgm)+6速トルコン式ATの組み合わせの2種類のガソリンユニットの他、アトキンソンサイクル採用の2.5L直4の2AR-FXE型エンジン(最高出力152ps/最大トルク21kgm)+前後2個の交流同期型モーター+電子式無段階変速機から成るハイブリッドモデルが設定されました。
2.5L車とハイブリッド車の動力性能が向上した他、2.5L車にアイドリングストップ機構を設定するなどの改良により、全モデルにおいて燃費が改善されました。駆動方式は先代及びアルファードと同様、ガソリン車はFF及びフルタイム4WDが用意され、ハイブリッド車は「E-Four」と呼ばれる電気式4WDが踏襲されました。
装備面でもアルファードとの大きな相違はなく、使い勝手の優れる「ウェルカムパワースライドドア」を採用した他、駐車支援システム「インテリジェントパーキングアシスト2」や「パノラミックビューモニター」、ミリ波レーダーによる衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティシステム」などが一部グレードに設定されました。
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