私が車で事故を起こしたのは25歳の時でした。その当時は勝手に自分は運転がうまいと思い込んでおり、狭い道路もスピードを出して運転していました。事故を起こしたのは仕事が終わって会社から家に帰る途中でした。コンビニに寄り、お菓子とコーヒーを買って駐車場から出ました。そのコンビニは十字の交差点の角にあり、私は駐車場から斜めに道路を渡ろうとしました。
渡れると判断して車を発進
私は、いちおう対向車が来ていないか確認をしました。その時、遠くに車が来るのが見えましたが、交差点から少し距離があったため、渡れると判断して車を発進させました。もう少しで渡りきるくらいの所で体に大きな衝撃がありました。そのあとの事はあまり記憶にないのですが、とにかく目の前がガタガタと揺れて、気付いたら真横になっていました。
その交差点は交差点の中央部分が少し盛り上がっているような道でした。そのため、私の車が思ったよりスピードが出なかったのがぶつかった原因だと思います。茫然としていたら、ぶつかった車とは別の車の運転手が降りてきて、「大丈夫か」と声をかけてくれました。幸い、シートベルトをキチンとしていたおかげか、体の痛みはありませんでした。
事故を起こした実感で手が震え
車から降りようと思い、ドアを開けようとしましたが、重くてとても開きませんでした。その時、車のドアはこんなに重いのかとびっくりしたのを覚えています。そのあと、別の方の助けもかりて、やっと外に出ることができました。その時には事故を起こした実感がじわじわと湧いてきて、手が震えていました。
しばらくして、ぶつかった車の運転手がやってきました。40代くらいの男の人でした。開口一番「なにやってるんだ!」と怒鳴られ、おもわず「すいません。」と謝りました。その後も「そっちがすべて悪いんだからな!」と言われ、思わず「わかりました。私がすべて悪いです。すいません。」と言いました。気が動転していたのもありますが、とにかく怖かったです。
お給料を貯めてやっと買った新車が
その後、警察や保険会社へ連絡し、結局9:1の割合でこちらが悪い事になりました。車はおしりの部分がかなりへこんでおり、修理するのにかなりのお金がかかると言われ、廃車にすることにしました。その車は、社会人になってお給料を貯めてやっと新車で買えたスバルの「R2」という車でした。事故を起こした時には購入して2年しか経っていませんでした。とてもショックでした。
この事故を起こしてからしばらくは車の運転自体が怖くて仕方なかったです。もう二度と事故を起こすまいと心に誓いました。車の運転をする時はかなり慎重になりました。あれから10年経ちますが、今のところ無事故です。