私の愛車はトヨタのアクアです。元々ハイブリッドカーには興味を持っていたので、いつかは買いたいと思っていましたが、決め手になったのはやはり燃費の良さです。35.4km/リットルの燃費性能は大変魅力的に映りました。愛車の詳細ですが、2013年式、型式NHP10、新車で200万円ほどです。
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動いているのか分からないほど静か
まず初めて乗ったときの印象ですが、とにかく静かだということです。動いているのか分からないほどにエンジンの音が聞こえないのです。降りてみるとさらに驚かされました。やはりエンジン音が聞こえないのです。電気では無くガソリン駆動になると、他の車と同じようにしっかりとエンジン音が聞こえますが、電気駆動はほぼ無音です。夜遅くに帰って来た時などは非常に重宝します。
加速に関しては、なんとも言えない所があります。と言うのも、燃費を考えずにガンガン走りたいなら、アクセルを踏みこむことで十分な加速を得ることができます。でもそれではアクアを選んだ意味がありません。燃費の良さを期待して購入した訳ですから。
そうなるとゆっくりとアクセルを踏み、じわじわと加速させてやる必要が有り、どうしても加速性は落ちてしまいます。この辺は確かに私も多少ジレンマを感じるところではありますが、その分燃費が良くお金も浮くということで、気持ち的にはしっかり相殺できています。
燃費の良さを最大限に活かすコツ
このアクア、燃費の良さを最大限に活かすには結構なコツが要ります。
加速はアクセルを徐々に強め、ゆっくりスピードを上げてやる
急激にエンジンの回転を上げてしまうとガソリンを多く消費してしまうためです。
ある程度加速したら一度アクセルを緩めEV走行に切り替える
燃費の良さを向上させるには、極力ガソリンを使わず、いかにして長い時間電気で走行するかが鍵になってきます。しかし電気走行はどうしてもパワーが不足する為、加速したスピードを利用して惰性で走行してやる必要があるのですが、それには結構緻密な計算が要ります。
ガソリンを使わず電気だけで走行していると、走り方にもよりますが、割と早くバッテリーが減っていき、充電のためにガソリン走行に切り替える必要性が出てきます。「多少の上り坂だから登れる!」と電気で走行していると、その後のパワーの必要無い平坦な道を、バッテリー不足のためガソリンで走る羽目になってしまいます。
平坦な道や下り坂こそ惰性で走れる絶好の機会
平坦な道や下り坂で電気走行できるよう目的地までの行程を頭に入れ、ガソリン、電気をうまく使い分けましょう。どこでバッテリーを使い、どこで充電するかを意識する事で、効率の良いエコドライブが出来ます。
いまEV走行かHV走行か、そしてバッテリー残量を意識
アクアにはリアルタイムで燃費を表示する機能があります。もちろんガソリンか電気かも一目でわかるようになっています。それらの表示を見ながら燃費の良い走りをするのが私のドライブの楽しみ方です。ゲーム的な面白さもあります。もちろん長い距離を走れば割と簡単に燃費を伸ばせますが、短い距離でいかにして燃費を良くするか。これが結構面白いのです。
こだわって運転し燃費の平均は30km/リットル
このようにこだわって楽しく運転しているおかげで、今までのだいたいの燃費の平均は30km/リットルといったところです。ガソリンタンクが36リットルなので、一回の給油で1000km弱走ります。特別な使い方をせず、一般的な車の使い方をされる方には最高にお勧めできる車だと思います。コンパクトで小回りが利き、燃費も良く見た目も良い。ぜひお試し頂きたいと思います。