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トヨタ ハイエース (3代目 1982-1995):先代からエンジンを変更しワゴンの快適性をアップ

トヨタ ハイエース (3代目 1982)

1967年に「トヨエース」の弟分としてデビューしたトヨタ自動車の小型商用/乗用車「ハイエース」は、1982年12月にワンボックス型ボディを持つワゴン/バン/コミューター(マイクロバス)が5年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け、3代目モデルに移行しました。先代からエンジンが一新された他、RV車ブームの到来に伴いワゴンの居住性・快適性の向上に力が注がれました。

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ワゴンは外観イメージとリアサスペンションを変更

トヨタ ハイエース (3代目 1982)

スタイリングは先代からボクシーなボディ形状を受け継ぎながらも、ワゴンには縦目の角形4灯式ヘッドランプを採用しイメージチェンジが図られました。ボディタイプは、先代同様標準ボディ/ロングボディ/スーパーロングボディの3タイプが用意された他、バンには新たに後輪に小径ダブルタイヤを採用して平床フロアを実現した「ジャストロー」が設定されました。

トヨタ ハイエース (3代目 1982)

ボディサイズは全長4,425mm(標準ボディ)~5,025mm(スーパーロングボディ)×全幅1,690mm×全高1,890~2,220mmで、5ナンバーサイズを維持しつつ先代から全長が延長されました。ホイールベースは2,295~2,795mmで、各ボディとも先代から逆に50mm程短縮されました。室内はインパネのデザインが一新され、モダンな雰囲気に変貌しました。

サスペンション形式は、フロントは全車先代同様のダブルウィッシュボーン式で、リアはバン/コミューターはリジッド・リーフ式を踏襲する一方、ワゴンは4リンク/コイル式に変更されました。エンジンは、新開発されたガソリンユニットである1.8L直4OHVの2Y型(最高出力79ps)及び2L直4OHVの3Y型(最高出力105ps)、そして先代からキャリオーバーされた2.2L直4SOHCディーゼルのL型(最高出力72ps)が用意されました。

トランスミッションは、各エンジンに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。発売当初のワゴンのグレード体系は、下から「DX」「カスタム」「スーパーカスタム」「スーパーカスタム サン&ムーンルーフ」の4タイプでした。そして1984年に、ディーゼル車のエンジンが2.4L直4SOHCの2L型(最高出力83ps)に置換されました。

ターボディーゼル車や4WD車を追加

トヨタ ハイエース (3代目 1987)

次いで1985年8月にマイナーチェンジが実施され、フェイスリフトと共にワゴンにトップグレード「スーパーカスタムリミテッド」が追加されました。同時に、スーパーカスタム サン&ムーンルーフ以上のディーゼル車に、ターボ付きの2L-T型エンジン(最高出力96ps)が採用されました。又、2代目モデルのまま販売されていたトラックがフルモデルチェンジを受け、「トヨエース」「ダイナ」の姉妹車種となりました。

トヨタ ハイエース (3代目 1987)

次いで1987年8月にワゴンのみマイナーチェンジを受け、ヘッドランプの形状が変更されました。同時に、ワゴン/バンにパートタイム4WD車が設定されました。そして1989年8月にワゴン/バンがフルモデルチェンジにより4代目H100系に移行、トラックはそれより6年遅れて1995年5月に4代目Y100系にバトンタッチされました。

トヨタ ハイエース (3代目 1987)

型式名: LH50/60/ 70/24/YH50/61/71/RH24

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