運転免許を取ったのは短大に行っていた20歳の夏休みでした。運動音痴の私でしたから大変だろうとは思っていたものの、思いのほか時間もお金もかかりました。今から30年も前ですが30万円以上の金額と仮免で3回目路上に出て同じく3回目でやっと受かった状態でした。
自分の車を持つことはないと思ってました
免許証を手にした時は嬉しかったけど、多分、一生運転することはないし、自分の車を持つこともないと思いました。これだけ苦労したのは運転に向いていないと思ったからです。その頃、つき合っていた彼氏を横に乗せて運転したこともあるけれどひやひやして乗れないから運転するのはやめてくれと言われたものです。
その後、結婚してからも運転することはなく助手席が私の指定席でした。ママチャリで子供をふたり前と後ろに乗せ保育園に行き、子供が成長してから、電動自転車でパートに行きました。とにかく運転することもマイカーを持つことも一生、縁がないだろうと思っていたし、というより運転はしたくないと思っていたんです。
50歳でなんと新車の軽自動車を購入
そんな私が50歳でなんと新車の軽自動車を購入しました。実家の父が倒れ介護のために実家に通わなければならなくなったのです。実家までバスで行くと2本乗り換え一時間もかかるのに車で行くと20分で行ける距離なのです。これはもう苦手な運転をするしかないと思いました。
まあ実家通いの車だから安い中古の軽自動車でいいと思い、春に開かれて中古車市に行ってみました。とこらが軽自動車って中古でも高いのですね。これなら新車を買った方がいいかもと思いました。その足ですぐに日産のディーラーに行きました。
そこで出会ったのが日産自動車のモコです。ひと目見てこれなら私にも運転出来るという予感がしました。可愛くて、自分の部屋のような空間が私に自信を与えてくれるような気がしたのですね。春の特典もありましたので翌日には契約していました。始めは価格を気にしてランクを下げて契約していましたが、やはりバックモニターがついていた方が絶対いいと思ってランクを上げました。シートも高級感がある方にしました。
3年で3万キロ近く
あれから3年経ちましたがモコは可愛く私のベストパートナーになりました。一年で2千キロぐらいしか運転しないだろうからと、夫が言っていましたが父の入院で半年の病院通いもあり、もう3万キロ近く乗っています。
バックモニターがついていること、ウインカーの音が大きいこと、窓が大きくて後ろも前も見やすいこと、誤動作があるといちいち親切にも教えてくれることなど、運転が絶対無理って思っていた私に優しい車です。始めは実家に、次は買い物に、父の病院通いにと徐々に遠くへと運転して行き、今は親を連れて温泉までに行けるようになりましたし、自分の習い事にも友人との日帰りドライブも楽しめるようになりました。
朝、車に乗る時には「モコちゃんおはよう」と挨拶し、降りる時には「ありがとう」と言っています。私に優しい車なので私もモコに優しくしています。これからもモコと安全運転頑張ります。