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トヨタ カムリ (4代目 1990-1994):国内専用モデルとなり新たに4WSを設定 [V30]

トヨタ カムリ プロミネント 1990

1982年にトヨタカローラ店からデビューしたミディアムモデル「カムリ」は、1990年7月に4年ぶり3度目のフルモデルチェンジを受け4代目モデルに移行しました。先代からのキープコンセプトで基本的なメカニズムが受け継がれた一方、新たに車速感応型4WS装着車が設定された事がトピックとなりました。又、北米向けモデルは専用の3ナンバーボディを持つ「セプター」となり、袂を分かつ事となりました。

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スタリングをイメージチェンジ

ボディタイプは先代同様4ドアセダンと4ドアハードトップが用意され、スタイリングはコンサバなイメージだった先代に対し、ローノーズ&ハイデッキの躍動的なフォルムに変貌しました。又、セダンにプレスドアが採用された事も先代との相違点でした。初期型のボディサイズは全長4,600~4,670mm×全幅1,695mm×全高1,380~1,395mmで、先代から若干拡大されました。

トヨタ カムリ プロミネント 1990

ホイールベースは先代と同一の2,600mmで、車両重量はやや増加し初期型で1,130~1,410kgとなりました。サスペション形式は4輪ストラット式を踏襲し、駆動方式も先代同様FFとフルタイム4WDが設定されました。エンジンは当初、1.8L 直4DOHCの4S-FE型、2L直4DOHCの3S-FE型及び3S-GE型、2L V6DOHCの1VZ-FE型のガソリン4種類と、2L直4SOHCディーゼルターボの2C-T型が用意されました。

トヨタ カムリ プロミネント 1990

リニューアルされた1.8Lを除き先代からのキャリオーバーであったものの、最高出力/最大トルクはそれぞれ115ps/16kgm、140ps/19kgm(4WDは135ps/18.5kgm)、165ps/19.5kgm、140ps/18kgm、91ps/19.4kgmとなり、全ユニットにおいて先代からアウトプット向上を果たしていました。トランスミッションは先代同様、各エンジンに5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。

トヨタ カムリ プロミネント 1990

発売当初のグレード体系は、セダンは「XT」「ZV」「ルミエール」「ZE」「ZX」に唯一3S-GE型エンジンを搭載する「GT」を加えた全6タイプで、ハードトップは1VZ-FE型エンジン搭載の「プロミネント」「プロミネントG」の2タイプでした。又、4WS装着車はセダンのGTと3S-FE型エンジン搭載のルミエール/ZX、及びハードトップのプロミネント/プロミネントGに設定されました。

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2.5L V6エンジン搭載車を追加

そして1991年5月に、ハードトップに2.5L V6DOHCの4VZ-FE型エンジン(最高出力175ps/22.8kgm)を搭載する「プロミネントX」「プロミネント」「プロミネントG」が追加され、1VZ-FE型エンジン搭載車は「プロミネントEタイプ」のみのモノグレードとなりました。次いで1992年6月のマイナーチェンジで、フェイスリフトやリアコンビネーションランプの意匠変更が実施されました

トヨタ カムリ 1990

同時に、サイドドアビームやハイマウントストップランプの採用により安全性向上が図られた他、ラインナップも見直されGTとプロミネントEタイプがカタログ落ちした一方、3S-FE型エンジンを搭載する「ZXツーリングパッケージ」がセダンのトップグレードとして追加されました。又、4S-FE型エンジンのアウトプットが10ps/0.5kgm向上しました。

そして1994年7月にフルモデルチェンジが実施され、V40型に移行しました。

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