トヨタ自動車は2006年1月、1980年にリリースした「セリカ・カムリ」から通算して8代目モデルとなる新型「カムリ」(XV40型)を発売しました。前年末に生産終了となった高級セダン「ウィンダム」の後継モデルとしての役割も担う事となった為、上級志向が強められた事が特徴でした。同時に、パワートレインの改良により燃費・環境性能の改善が図られました。
新車購入ガイド:【2023最新】カムリの値引き 納期 乗り出し価格
ボディは流麗かつワイド&ローに
ボディタイプは先代同様4ドアセダンのみの設定で、スタイリングはCピラーの傾斜が強められるなど一段と流麗なフォルムに変貌しました。ボディサイズは全長4,815mm×全幅1,820mm×全高1,470~1,480mmで、先代から全幅が25mmワイド化された一方、全高は20mm低くなりました。ホイールベースは55mm延長され2,775mmとなり、車両重量も大人一人分程増加し1,500~1,590kgとなりました。
サスペション形式は4輪ストラット式を踏襲し、駆動方式も同様にFFとフルタイム4WDが設定されました。パワートレインは、北米仕様は3.5L V6エンジン搭載車やハイブリッド車も用意されたものの、日本仕様には先代同様の2.4L直4DOHCの2AZ-FE型エンジンが搭載されました。アウトプットは、先代より8ps/0.4kgm高い最高出力167ps/最大トルク22.8kgmに向上していました。
トランスミッションはFF車には多段化された5速トルコン式ATが、4WD車には先代同様の4速トルコン式ATが組み合わせられました。10.15モード燃費は先代から0.4km/L向上し、「平成22年度燃費基準」又は「平成22年度燃費基準+5%」を達成した他、全車「平成17年基準排出ガス規制75%低減レベル」を取得しました。
新車購入ガイド:【2023最新】クラウンの値引き 納期 乗り出し価格
安全装備が充実
安全装備面では、先代同様のSRSデュアルエアバッグシステム、EBD付きABS、ブレーキアシスト、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトに加え、新たにSRSニー&サイド&カーテンエアバッグシステムが全車に採用されました。グレード体系は、FFの「G」とフルタイム4WDの「G Four」の2タイプが基本でした。
それに加え、16インチアルミホイールやクルーズコントロール、アジャスタブルシートなどが装備される「リミテッドエディション」と、横滑り防止装置「VSC」やトラクションコントロール、メッキフロントグリル、本革シート&木目調パーツなどが装備される「ディグニスエディション」(FF車のみ)が設定されました。
そして2007年7月の一部改良で、ボディカラーの追加や内装色の一部変更、パーキングブレーキ解除忘れ防止音の変更が実施されました。次いで2009年1月のマイナーチェンジで、ボディカラーの追加や内装色の一部変更と共に、サイドターンランプ付きドアミラーやバックモニターが全車に、VSCとトラクションコントロールがFF全車に標準化されました。
そして2011年9月にフルモデルチェンジが実施され、現行型となるXV50型に移行しました。
新車購入ガイド:【2023最新】ハリアーの値引き 納期