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ダイハツ コペン (初代 2002-2012):軽自動車初の電動バリアブルハードトップを採用 [L880K]

ダイハツ工業は2002年6月、軽自動車初の電動バリアブルハードトップ「アクティブトップ」を採用した2シータースポーツカー「コペン」を発売しました。本格的軽オープンスポーツカーとしては、1996年まで生産された「ホンダ・ビート」や1998年まで生産された「スズキ・カプチーノ」以来の久々のリリースとなりました。

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2種類のトップを設定

ボディタイプは、当初は前述のアクティブトップのみであったものの、追って同年9月に着脱式ハードトップ仕様の「ディタッチャブルトップ」が追加されました。スタイリングは「ティアドロップシェイプシルエット」と呼ばれる丸みを帯びたフォルムと、前後対称のプロポーションが特徴でした。

ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,245mmで、全高は一般的な軽乗用車よりも300mm以上低く、ほぼ「マツダ・ロードスター」並みに抑えられていました。ホイールベースは2,230mmで、同社の軽乗用車「ミラ」や「ムーヴ」などより100mm以上短く設定されていました。又、車両重量は旧規格で製造されたビートやカプチーノより大幅に重い800~840kgでした。

専用開発されたエンジンを搭載

サスペンション型式は、同社の軽乗用車で一般的なフロント:マクファーソンストラット式/リア:トーションビーム式が採用されました。駆動方式はMRのビートやFRのカプチーノに対し、軽乗用車として一般的なFFが採用されました。エンジンは専用に開発された660cc直4DOHCターボのJB-DET型で、最高出力64ps/最大トルク11.2kgmのアウトプットは軽自動車トップの数値でした。

組み合わせられるトランスミッションは、5速MT又は「スーパーアクティブシフト」と呼ばれるマニュアルモード付4速トルコン式ATでした。又、安全装備としては全車にSRSデュアルエアバッグシステム、EBD&ブレーキアシスト付ABS、衝撃感知安全システム、プリテンショナー&フォースリミッター付シートベルトが採用されました。

当初のグレード体系は、アクティブトップ/ディタッチャブルトップ共にモノグレード設定が基本で、セットオプションとしてディスチャージヘッドランプやCD/MDデッキ、イモビライザーが装備される「Gパック」と、シートヒーター付本革シートやMOMO製ステアリングホイールが装備される「レザーパック」が設定されました。

アクティブトップに一本化

そして、アクティブトップがベースの特別仕様車として2003年7月に「ファーストアニバーサリーエディション」が、2004年6月に「2ndアニバーサリーエディション」及び「タンレザーエディション」が、2006年6月に「アルティメットエディション」が設定されました。次いで2007年9月、ディタッチャブルトップが廃止になりアクティブトップに一本化されました。

同時に、新たなカタロググレードとして「レザーパッケージ」及び「タントレザーエディション」が追加された他、特別仕様車「アルティメットエディションⅡ」が設定されました。次いで、特別仕様車として2008年12月に再度アルティメットエディションが、2009年9月には「アルティメットレザーエディション」が設定されました。

続いて2010年8月の一部改良で、ディスチャージヘッドランプやイモビライザー、シートヒーターなどが標準化されると共に、Gパックは廃止されました。同時に、レザーパッケージ/タントレザーエディションに代わる新たなカタロググレードとして、「アルティメットエディションS」が設定されました。

そして2012年4月に最後の特別仕様車となる「10thアニバーサリーエディション」が設定された後、同年9月をもって販売終了となりました。2代目モデルが登場するのは、それから2年近くが経過した2014年6月の事でした。

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