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ベントレー コンチネンタルGT (2代目 2011-2017):先代からの正常進化型モデルとして登場

ベントレー コンチネンタルGT (2代目 2011)

ベントレー・モーターズは2010年のパリ・モーターショーにおいて、4シーター・グランツーリスモ「コンチネンタルGT」の新型を発表、翌2011年にデリバリーを開始しました。先代からの正常進化型モデルで、基本コンセプトを受け継ぎながら走行性能や居住性の向上、装備の充実化などが図られました。

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エンジン性能が向上

ベントレー コンチネンタルGT (2代目 2011)

ボディタイプは、まずはフィクスドヘッドの2ドアクーペが用意されました。エクステリア・デザインは、丸型4灯式ヘッドランプ採用のフロントマスクやファストバックの流麗なフォルムを踏襲しながらも、よりモダンな造形に進化しました。ボディサイズは全長4,806mm×全幅1,944mm×全高1,404mmで、先代からわずかに拡大されました。

ベントレー コンチネンタルGT (2代目 2011)

また、ホイールベースはほぼ同一の2,746mmに設定された一方で、トレッドはフロントが41mm、リアが48mm拡大されました。車両重量は60kgほど軽量化され、2,320kgとなりました。駆動方式はフルタイム4WDを踏襲しつつ、前後トルク配分がそれまでの50:50から40:60に変更されました。エンジンは、フォルクスワーゲン製の6L W12DOHCツインターボがキャリオーバーされました。

ベントレー コンチネンタルGT (2代目 2011)

スペックは最高出力575ps/6,000rpm・最大トルク71.4kgm/1,700pmで、先代から15ps/5.1kgmの向上を実現していました。トランスミッションはZF製の6速トルコン式が組み合わせられ、最高速度319km/h・0-60mph加速4.4sのパフォーマンスを発揮しました。先代と比較すると最高速度は1km/h低下したものの、0-60mph加速タイムは0.6s短縮されました。

ベントレー コンチネンタルGT (2代目 2011)

サスペンション形式は、先代同様のフロント:ダブルウィッシュボーン式/リア:マルチリンク式が踏襲されるとともに、引き続きエアスプリングが採用されました。また、ブレーキも先代同様フロントに405mm径、リアに335mm径のローターが備わる4輪ベンチレーテッド・ディスク式が装備されました。

コンバーチブルやV8エンジン車を追加

ベントレー コンチネンタルGT Convertible (2代目 2011)

ホイール&タイヤは、1インチ大径の9.5J×20インチホイール+275/40R20タイヤの組み合わせが装着されました。一方インテリアは、先代のイメージを継承しつつもより現代的なデザインにリニューアルされました。そして2011年に開催されたフランクフルト・モーターショーにおいて、ドロップヘッドクーペ(コンバーチブル)版の「コンチネンタルGTC」が発表されました。

ベントレー コンチネンタルGT V8 (2代目 2012)

さらに翌2012年1月の北米国際オートショーでは、気筒休止マネジメント採用の4L V8DOHCツインターボエンジン(最高出力507ps/6,000rpm・最大トルク67.3kgm/1,700-5,000pm)+8速トルコン式ATを搭載する「コンチネンタルGT V8」および「コンチネンタルGTC V8」が発表されました。前者のパフォーマンスは、最高速度303km/h・0-60mph加速4.6sとなっていました。

高性能版「コンチネンタルGTスピード」をリリース

ベントレー コンチネンタルGT Speed (2代目 2012)

2012年6月にイギリスで開催された自動車イベントにおいて、最高出力625ps/6,000rpm・最大トルク81.6kgm/2,000pmまでパワーアップされた6L W12ツインターボエンジンと8速トルコン式ATを搭載し、最高速度330km/h・0-60mph加速4sの性能を持つ「コンチネンタルGTスピード」が発表されました。

次いで2014年にATが全車8速化され、翌2015年にはコンチネンタルGT用エンジンのアウトプットが最高出力590ps/6,000rpm・最大トルク73.4kgm/1,700pmに向上しました。さらに2016年にはコンチネンタルGTスピード用エンジンにも改良が施され、アウトプットが最高出642ps/6,000rpm・最大トルク85.7kgm/2,000-5,000pmに向上しました。

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