シボレー コルベット (3代目 1968-1982):スタイリングを一新すると共にTバールーフを追加 [C3]

1954年にGM・シボレー部門初の2シータースポーツカーとして誕生した「コルベット」は、1968年に6年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け、3代目C3型に移行しました。シャシーやサスペションは先代からのキャリオーバーであった一方、スタイリングが一新されると共に、クーペとカブリオレに加えTバールーフ仕様がラインナップされました。

コークボトルラインを採用

車名は当初C2型に与えられた「スティングレイ」のサブネームが廃止され、C1型以来のコルベットとなりました。エクステリア・デザインは「コークボトルライン」と呼ばれる抑揚の効いたフォルムと、ノッチバックでありながら一見ファストバック風に見えるリアピラーのデザイン処理が特徴でした。又、ヘッドランプはC2型同様リトラクタブル式が採用されました。

ボディサイズは全長4,625mm×全幅1,753mm×全高1,214mmで、C2型から全長が拡大された一方で全幅・全高は縮小されました。又、ホイールベースはC2型と同一の2,489mmでした。サスペンション形式は、フロント:ダブルウィッシュボーン/コイル式・リア:トレーリングアーム/リーフ式による4輪独立懸架が踏襲されました。

駆動方式もFRを踏襲し、エンジンは通称「ビッグブロック」と呼ばれる7L V8OHV(最高出力390hp/400hp/435hp)がキャリオーバーされた他、5.4L V8OHVの「スモールブロック」(最高出力300hp/350hp)が用意されました。トランスミッションは当初、3速トルコン式ATと3速/4速MTが設定されました。

排出ガス規制対応の為出力が低下

そして翌1969年に車名がコルベットスティングレイに変更されると共に、スモールブロックエンジンの排気量が5.7Lに拡大されました(最高出力は不変)。次いで1970年にビッグブロックエンジンの排気量が7.4Lに拡大され、最高出力が360hp又は450hpとなりました。続いて1971年には排出ガス規制に対応する為、エンジンがレギュラーガソリン仕様に変更されると共に三元触媒が装着されました。

この仕様変更に伴い、各エンジンの最高出力は20~30hp低下しました。次いで1973年、バンパーがスチール製からウレタン製に変更されると共に、強化された排出ガス規制への対応によりエンジンの最高出力がスモールブロックは190hp/250hpに、ビッグブロックは275hpにドロップしました。そして翌1974年に、ビッグブロックエンジンが廃止されました。

次いで1978年にビッグマイナーチェンジが実施され、リア廻りの造形がファストバックに変更されると共に、「5マイルバンパー」と呼ばれる衝撃吸収バンパーが採用されました。同時に、車名が再びコルベットに変更されました。続いて1982年、キャブレターに代わり電子燃料噴射装置が採用され、最高出力が10hPアップの200hpに向上しました。

同時に、トランスミッションが4速トルコン式ATに置換・一本化されました。そして1983年にフルモデルチェンジが実施され、4台目C4型に移行しました。