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フォード サンダーバード (2代目 1958-1960):モノコックボディ採用とともに4シーター化

フォード サンダーバード (2代目 1958)

初代モデルが1954年にデビューしたフォード・モーターの高級パーソナルカー「サンダーバード」は、1958年に初のフルモデルチェンジを受け、通称「スクエア・バーズ」と呼ばれる2代目モデルに移行しました。モノコックボディが採用されるとともに、ファミリーユーザー層獲得のため4シーター化された事が特徴でした。

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ボディを大幅に大型化

フォード サンダーバード (2代目 1958)

ボディタイプは、発売当初はフィクスドヘッド化された2ドアハードトップのみが用意されました。スタイリングは、ニックネームのとおりスクエアな造形が採用されるとともに、フロント廻りやリア廻りの意匠も一新されました。その一方で、控えめなテールフィンは受け継がれました。また、オプションでスペアタイヤをテールエンドに背負う「スポーツ・スペア・ホイール・キャリア」が用意されました。

フォード サンダーバード Convertible (2代目 1958)

ボディサイズは全長5,217mm×全幅2,031mm×全高1,334mmで、先代から全長が600mm近く延長された他、全幅も大幅に拡大されました。また、ホイールベースは280mm近く延長され2,870mmとなった他、車両重量も250kg以上重い1,682kgとなりした。サスペンションは、リアの形式がリジッド・リーフ式からトレーリングアーム/コイル式に変更されました。

エンジンも強化

駆動方式はFRを踏襲し、エンジンは先代の4.8L /5.1L V8から強化され、新世代の5.8L V8OHV(最高出力300hp/最大トルク54.6kgm)が採用されました。組み合わせられるトランスミッションは、3速MTとOD付3速MT、そしてD1/D2の2つのDレンジを持つ3速トルコン式AT「クルーゾマチック」の3種類が用意されました。また、ブレーキは先代同様の4輪ドラムが踏襲されました。

フォード サンダーバード (2代目 1959)

一方室内は、リアシートの新設とともにフロントシートがセパレート化されました。さらに、メーターパネルのデザインが丸型3眼式に一新されるとともに、リアシートまで達する長いセンターコンソールが装備されました。そして同年後半に、電動ソフトトップ仕様のコンバーチブルがラインナップに加わりました。車両重量は、ハードトップよりも90kg程重い1,770kgでした。

フォード サンダーバード (2代目 1959)

その後1959年型に移行した際に、フロント廻りやリア廻りなどの装飾が変更されるとともに、リアサスペンションがホッチキスドライブ/リーフ式に変更されました。同時に、よりパワフルな7L V8OHVエンジン(最高出力350hp/最大トルク67.7kgm)+クルーゾマチックがオプション設定されました。

フォード サンダーバード Convertible (2代目 1960)

次いで1960年型では、サンルーフがオプション設定されました。そして翌1961年にフルモデルチェンジが実施され、通称「ビュレット・バーズ」と呼ばれる3代目モデルに移行しました。

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