マツダのCセグメント車「アクセラ」は「ファミリア」の後を継ぐ世界戦略車として開発され、日本国内では初代モデルが2003年10月に発売されました。プラットフォームは、当時同じグループに属していたフォードの「フォーカス」やボルボの「S40」「V50」と共通で、ボディは5ナンバーサイズだったファミリアから拡大され3ナンバーサイズとなりました。
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躍動感溢れるスタイリング
ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックの「スポーツ」が用意され、共に躍動感溢れるスタイリングを備えていました。ボディサイズはセダンとスポーツで全長が異なり、前者が4,485~4,540mm、後者が4,400~4,485mmとなり、全幅と全高は共通でそれぞれ1,745~1,765mm、1,465~1,510mmでした。ホイールベースは、共にファミリアより30mm長い2,640mmに設定されました。
車両重量はセダンが1,180~1,380kg、スポーツが1,210~1,400kgでした。サスペンション形式はフロント:ストラット式/リア:マルチリンク式で、駆動方式は発売当初FFのみが設定されました。エンジンは、1.5LのZY-VE型(最高出力114ps/最大トルク14.8kgm)、2L のLF-DE型(最高出力150ps/最大トルク18.7kgm)、2.3L のL3-VE型(最高出力171ps/最大トルク21.8kgm)の3種類の直4DOHCユニットが用意されました。
トランスミッションは4速トルコン式ATの他、1.5L車には5速MTも用意されました。発売当初のグレード体系は、セダン/スポーツ共に1.5Lの「15F」、2Lの「20C」、2.3Lの「23S」の3タイプでした。そして2004年10月に実施された一部改良の際に、2Lの新グレード「20S」と、「23S」の5速MT仕様が追加されました。次いで2005年11月実施の一部改良では、装備の見直しが図られました。
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ATを5速に変更
同時に1.5Lの新グレード「15C」と、スポーツのみに2L/2.3Lの最上級グレード「20H」「23H」が追加されました。続いて2006年6月に実施されたマイナーチェンジでは、内外装デザインの変更、2Lエンジン搭載のフルタイム4WD車の追加、2L/2.3L車のATの5速化といった仕様変更が行われました。同時にグレード体系が整理され、スポーツの「20H」「23H」とセダンの「23S」がカタログ落ちしました。
更に、スポーツのボディに専用の内外装やチューンドサスペンション、トルク感応式スーパーLSDなどを装備し、2.3LターボのL3-VDT型エンジン(最高出力264ps/最大トルク38.7kgm)と6速MTを搭載したFFホットモデル「マツダスピードアクセラ」が追加されました。次いで2008年1月の一部改良で内外装の変更や静粛性の改善が行われると共に、セダンの「20C」に代わりに新グレード「20E」が設定されました。
そして2009年6月にフルモデルチェンジが実施され、2代目BL型にバトンタッチされました。
先代モデル:9代目ファミリア
後継モデル:2代目アクセラ
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