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シトロエン C4 (2代目 F7/B7 2010-):内外装デザインをオーソドックスに路線変更

シトロエンのCセグメント5ドアハッチバックコンパクト「C4」は、2004年に初代モデルが「クサラ」の実質的な後継モデルとしてデビューし、2010年のフルモデルチェンジにより2代目の現行型となりました。内外装デザインはアバンギャルド路線だった先代に対し、オーソドックスな方向に路線変更されました。日本には2011年7月から導入が開始されました。

スタイリングは、丸みを帯びたルーフ形状など曲線的なプロポーションが特徴だった先代とは異なり、キャクターラインを強調した精悍なイメージへと変貌を遂げました。ボディサイズは全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,490mmで、先代よりぞれぞれ35mm×15mm×10mm拡大されました。ホイールベースは先代と同一の2,610mmで、車両重量は10~30kg重い1,310~1,370kg(発売当初)でした。

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エンジンは2種類の1.6Lでスタート

サスペンション形式は先代同様の前:マクファーソンストラット式/後:トーションビーム式で、駆動方式もFFが踏襲されました。発売当初日本仕様に用意されたエンジンは、先代同様の1.6L直4NA及びターボユニットで、ベースグレード「セダクション」にNA仕様(最高出力120ps/最大トルク16.3kgm)が、上級グレード「エクスクルージブ」にはターボ仕様(最高出力156ps/最大トルク24.5kgm)が搭載されました。

トランスミッションは前者には4速トルコン式ATが、後者には6速AMTが組み合わせられました。インテリア面では、先代のユニークな透過式センターデジタルメーターが一変的なステアリング正面の3眼式アナログメーターに変更された他、独特なセンターフィックスステアリングも一般的な形状に改められるなど、オーソドックスなデザインに変更されました。

装備面では、「エクスクルーシブ」にクルーズコントロールやブラインドスポットモニターシステム、パーキングスペースセンサー、パノラミックガラスサンルーフなどが採用されました。そして2013年5月に仕様変更を行い、「セダクション」が廃止されると同時に、「エクスクルーシブ」の機能を簡略化(ブラインドスポットモニターやパノラミックガラスサンルーフなどを廃止)し価格が下げられました。

一部改良でエンジンを1.2Lにダウンサイジング

次いで2015年8月に一部改良を実施し、パワートレインが1.2L直3ターボエンジン(最高出力130ps/最大トルク23.5kgm)と6速トルコン式ATの組み合わせに置換され、車両重量が40kg軽量化されると共に燃費が約20%改善されました。又、ヘッドランプやリアコンビネーションランプの意匠が変更された他、グレード体系も変更され「セダクション」と「セダクション アップグレードパッケージ」の2グレードとなりました。

後者にはパノラミックガラスサンルーフや17インチアルミホイール、ブラインドスポットモニターシステム、フロントソナー、スマートキーなどが装備されます。

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