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ダイハツ シャレード (初代 1977-1983):画期的な4ストローク3気筒エンジンを搭載 [G10]

ダイハツ シャレード (初代 1977)

ダイハツ工業は1977年11月、「コンソルテ」の後継車種となる新型FFハッチバックコンパクトカー「シャレード」を発売しました。「5平米カー」のキャッチフレーズの元、コンパクトなボディサイズと優れたパッケージングの両立が図られた他、当時として画期的な4ストローク3気筒エンジンが採用された事が大きな特徴でした。

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ショート&ワイドなボディ・ディメンション

ダイハツ シャレード (初代 1977)

ボディタイプは当初5ドアのみが用意され、エクステリアは直線基調の機能的なフォルムが採用されました。ボディサイズは全長3,460~3,530mm×全幅1,510mm×全高1,360mmで、3ボックス型ボディのコンソルテよりもショート&ワイドなディメンションとなりました。ホイールベースは2,300mmで、コンソルテからは140mm延長されました。

又、車両重量は630~665kgで、FR方式採用のコンソルテから大幅に軽量化されていました。サスペンション形式は、フロントはコンソルテ同様のストラット式を採用する一方で、リアは旧式なリジッド・リーフ式から5リンク/コイル式に改められました。エンジンは、この車種の為に新開発された1L直3SOHCのCB-10型(最高出力55ps/最大トルク7.8kgm)が搭載されました。

ダイハツ シャレード (初代 1977)

4気筒エンジンに対し構造上不利であった振動の問題は、ダイナミックバランサーの採用により解消された他、10モード燃費19km/Lという当時としては優秀な燃費性能を実現していました。組み合わせられるトランスミッションは、当初4速MTと5速MTが用意されました。又、ステアリング形式はラック&ピニオン式が採用されました。

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初代シャレードのCM (1979)

クーペやAT仕様を追加

ダイハツ シャレード クーペ (初代 1978)

発売時のグレード体系は、「XO」「XG」「XT」「XGE」「XTE」の5タイプがラインナップされました。ブレーキはXO/XGが4輪ドラム式で、XT以上にはフロントにブースター付のディスク式が採用されました。又、タイヤはXT/XTEが155SR12サイズのラジアルで、それ以外が6.00-12サイズのクロスプライでした。そして1978年9月、3ドアハッチバックの「クーペ」が追加されました。

ダイハツ シャレード (初代 マイナーチェンジ後 1980)

独特な形状のリアクォーターウィンドウと、Cピラーに設けられた「マリンウィンドウ」と呼ばれる丸窓がエクステリア面の特徴でした。次いで1979年9月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施されると共に、ハッチバックXTEとクーペ全車のエンジンがより高出力なCB-31型(最高出力60ps/最大トルク8.2kgm)に置換されました。

ダイハツ シャレード (初代 マイナーチェンジ後 1980)

続いて1980年10月に実施された2度目のマイナーチェンジでは、ヘッドランプが丸型2灯式から角型2灯式に変更されると共に、リアコンビネーションランプの意匠が変更されました。同時に、CB-32型エンジン(最高出力60ps/最大トルク8.3kgm)+2速トルコン式AT搭載車が追加されました。次いで1981年9月実施の最後のマイナーチェンジでは、内外装デザインの変更と共にグレード体系の見直しが行われました。

ダイハツ シャレード XTS (初代 1981)

そして1983年1月にフルモデルチェンジが実施され、2代目G11系に移行しました。

後継モデル:2代目シャレード

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