ダイハツ ブーンの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどブーンの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にブーンのお買い得度を総合評価しています。
ダイハツ ブーンはどんなクルマ?
ダイハツのAセグメントハッチバック「ブーン」は、2016年4月12日にフルモデルチェンジを実施し、3代目モデルに移行しました。トヨタとの共同開発であった先代までと異なり、ダイハツが単独で開発し、トヨタにはパッソとしてOEM供給モデルを行なっています。新型ブーンはパワートレインの改良などが図られ、燃費性能などが向上しました。
また、ブーン CILQ(シルク)というサブネームを与え、フロントフェイスの差別化やメッキパーツをあしらったモデルも設定されています。
ブーンの新車値引き相場と交渉法
ブーンの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~7万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 8~10万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 15~20万円 |
ブーンの新車値引き難易度:B(A:甘い~E:渋い)
ダイハツ ブーンは、ハイブリッドなど目立った特徴のないベーシックなハッチバックなので、値引きは引き出しやすいと言えます。
また、トヨタにOEM供給しているパッソは基本的に同一の車種なので、ブーンと競合させることで値引き交渉を進めましょう。
ブーン値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「ブーン以外にも他の車種と迷っている」事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をダイハツの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認し、本命車種の納期の方が長かったら場合には交渉材料として使いましょう。ただし、半導体不足の影響により生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
ブーン値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
ブーンはダイハツの全販売店で販売しています。しかしダイハツの販売会社は各都道府県に1つとなっています。よってトヨタ車や日産車のように、同一県内でのディーラーを競合させる事はできません。ただし県境に住んでいる人は隣の県のディーラーと競合させる事は可能です。
ブーン値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
ブーンをディーラーに見に行くと「査定をしましょうか?」と下取り査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
ブーン値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
ブーンの納期:やや長い
ブーンの納期はどのくらい?
- 納期:3ヵ月~4ヵ月
ブーンの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。出来るだけ早いブーンの納車を望む人は、ディーラーが予めオーダーしていた車両(人気のグレード・色・装備の組み合わせ)を選ぶ事で、即納に近い納車も可能です。
ブーンの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、ブーンの売れ筋グレードを前もってメーカーに発注している場合があります。そういった車両なら一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があるので確認してみましょう。
「どうしても、ブーンのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにブーンの納車の早い車両がないか確認しましょう。
ブーンの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
ブーンに限らず納期が長かった場合、契約をしても納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はブーンのキャンセルが1台出ました。納期は1か月です。値引きも頑張ります!」といった情報に遭遇する事もありますので営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
ブーンの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
ブーンのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにブーンが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば納期に悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、乗り出し価格も安くなり値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
ブーンの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「ダイハツ ブーンの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、ブーンの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる ブーンを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
ブーンの価格/グレード/実燃費
ブーンのグレード別 新車価格
CVT、5人乗り(税込)
グレード | 2WD | 4WD |
スタイル “ホワイトリミテッド SA Ⅲ” | 1,639,000円 | 1,838,100円 |
スタイル “ブラックリミテッド SA Ⅲ” | 1,639,000円 | 1,838,100円 |
スタイル “SA Ⅲ” | 1,551,000円 | 1,750,100円 |
シルク “Gパッケージ SA Ⅲ” | 1,727,000円 | 1,926,100円 |
シルク “SA Ⅲ” | 1,562,000円 | 1,761,100円 |
X“Lパッケージ SA Ⅲ” | 1,375,000円 | 1,574,100円 |
X“SA Ⅲ” | 1,265,000円 | 1,469,600円 |
※価格は2022年4月22日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ブーンのグレード選び
ブーンのパワートレイン
ブーンのパワートレインは自然吸気の直列3気筒1.0L自然吸気1種類のみ。4WDはすべてのグレードに設定されています。トランスミッションはCVTのみで、マニュアルトランスミッションの設定はありません。
ブーンのグレード構成
基本的なグレード構成は基本モデルとなる「ブーン X」と内外装を差別化した「シルク」と「スタイル」があります。
ブーンのおすすめグレード
ブーンのおすすめグレードは装備が充実した「ブーン X“Lパッケージ SA Ⅲ”(2WD)」です。
ブーン 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「ブーン X“Lパッケージ SA Ⅲ”(2WD)」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- 標準プランC ワイド エントリー メモリーナビ(オーディオレス仕様車用):¥128,788
- V303 ETC車載器(エントリーモデル):¥18,095
- カーペットマット(グレージュ)(2WD用)(1台分・6枚セット):¥17,226
車両本体価格 | ¥1,375,000 |
メーカーオプション合計 | ¥0 |
ディーラーオプション合計 | ¥164,109 |
軽自動車税/自動車税 (環境性能割) | ¥11,200 |
自動車重量税 | ¥7,500 |
自賠責保険料(37か月分) | ¥27,770 |
軽自動車税/自動車税 (種別割) | ¥22,900 |
見積り合計金額(概算・消費税込) | ¥1,608,479 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥148,479 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥1,460,000 |
ナビ、ETC、フロアマットのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で14万円と端数をカットしてもらった場合、「ブーン X“Lパッケージ SA Ⅲ”(2WD)」の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は164万円となります。
(見積りは2022年4月22日時点)
ブーンのWLTCモード燃費と実燃費
ブーンのWLTCモード燃費 (km/L)
走行シーン | 2WD | 4WD |
総合 | 21.0 | 19.0 |
市街地モード | 17.4 | 15.7 |
郊外モード | 22.6 | 20.4 |
高速モード | 22.6 | 20.5 |
ブーンの実燃費
ブーンの実燃費は、どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、おおむねWLTCモード燃費の-20%程度が実燃費の目安となります。
2WDの実燃費は一般的な走行で14~17km/L程度となります。
ブーンは、熾烈な燃費競争を繰り広げる軽自動車市場での低燃費技術を活かして、ハイブリッドやモーターアシストなどの付加装置による低燃費ではなく、基礎技術を磨き上げることで低燃費を実現しています。
ブーンのリセールバリュー:2.5 (5段階評価)
ブーンはコンパクトカーのカテゴリーでは一般的なハッチバックで、モデルの古さもあり中古車市場ではやや人気薄で、リセールバリューは標準よりやや低めと言えます。
モデルライフ末期となっており、短期、長期の乗り換えともにフルモデルチェンジ、またはモデル廃止後となる可能性が高く、リセールバリューを意識した購入にはあまりおすすめではありません。
ブーンの値引き交渉に使う競合車
ダイハツ ブーン/シルクの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ パッソ
トヨタにOEMで提供しているパッソが競合となります。エンブレム以外はほとんど同じ車種で、価格設定もほぼ同じなので、両車の見積もりを取って値引き交渉を行いましょう。
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日産 マーチ
初代モデルの登場以来、日産のコンパクトカーとして長年ロングセラーを続けてきた日産 マーチ。現モデルからマーチは海外工場での製造に切り替わり、ハイトワゴン人気の影響を受け、影がやや薄くなったものの、親しみやすいデザインと扱いやすさでは依然として魅力があります。マーチはブーンと同じカテゴリーのクルマなので、マーチとブーンを競合させて大きな値引きを引き出しましょう。
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スズキ イグニス/ハイブリッド
ブーンがベーシックなスモールハッチバックであるのに対して、2016年発売のスズキ イグニスは骨太なデザインのSUVテイストコンパクトハッチとなっています。ブーンとはキャラクターがかなり違いますが、サイズ的には同じカテゴリーで、競合車に適した一台です。
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マツダ MAZDA2
ブーンよりも車格が上ですが、ディーゼルエンジンで低燃費を目指したマツダ MAZDA2も競合車となります。MAZDA2の値引きはモデルライフ末期に入り拡大傾向にあります。ブーンとMAZDA2を競合させて大きな金額を引き出しましょう。
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ホンダ フィット
フィットもMAZDA2同様にブーンよりもやや車格が上ですが、ホンダの乗用車では一番ベーシックなモデルとなり、競合として利用できます。センタータンクレイアウトなど極限まで効率を追求したパッケージングにより、このクラスでは突出した室内の広さを誇ります。
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競合車を使ってブーンの値引き交渉を
ブーンの値引きを引き出すにあたっては、上記のパッソ、マーチなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ブーンの値引きを引き出し易くなります。
ブーンの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
ブーンのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べるとお客さんも少なく、比較的じっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格がどうなっているか最新情報ついても忘れずに確認しましょう。
すでに来店した事があり担当営業マンが決まっている場合は、不在の場合もあるので事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、日中の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。ジックリ交渉するにはやや不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事も期待できます。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位で販売目標計画を立てていますので、目標達成の為に月末はいつもより値引きが期待できます。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きを引き出せるかもしれません。
ただし、月間目標を既に達成している場合や、新車セールスが好調な時など、あまり積極的にならないケースもあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気の値引き交渉は禁物です。各ディーラー側の販売状況によりますので、一概に月末が値引きに最適とは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、年間目標達成の為に3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期や値引き条件変わっているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
ブーン値引き交渉の流れ
しっかりとブーンの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでブーンに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
ブーン値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでブーンの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「ブーンが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだブーンが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはブーンの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
ブーンの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。ブーンの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「ブーンが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- ブーンの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やブーンの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
ブーンの値引き交渉で気を付ける点
ブーンの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でブーンを安く買う
オプションは社外品にする
ブーンの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、ブーンの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにブーンを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにブーンが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンを利用する
残価設定ローンとは、3年後や5年後のブーンの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にブーンを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が200万円、3年後のブーンの価値が110万円の場合、90万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はブーンを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
ブーンの長所/メリット
軽自動車よりも走行性能に優れる
ブーンを含むリッターカーの最大のライバルは同じカテゴリー内のマーチやミラージュではなく、ダイハツ タントやスズキ ワゴンRなど、居住性の高い軽自動車と言えます。
短距離での市街地走行ならあまり差は出ませんが、高速走行や長距離を走る際などは、車高が低く車幅の広い乗用車カテゴリーのブーンのほうが揺すられ感が少なく、風の影響も受けにくいので快適な走行ができます。
ブーンの欠点/デメリット
先進安全技術は一世代前のもの
短期間の間に軽自動車まで装備が充実した先進安全装備ですが、ブーンはモデルが古く、最新モデルの軽自動車よりも先進安全装備面において一歩譲るものとなっています。
ブーンの値引きとリセールバリュー込の総合評価:2.5 (5段階評価)
長く乗る日常のアシとして
ダイハツ ブーンは昔ながらのシンプルで低価格な乗用ハッチバックで、ハイブリッドやSUV、軽スーパーハイトワゴンといった流行りのエッセンスのないシンプルなモデルです。
値引きは引き出しやすい一方、リセールバリューは低めで、ブーンは安く買って長く乗るという使い方に適しています。