[PR]記事内に広告が含まれています。

フィアット 850クーペ (1965-1971):スタイリングと性能両面でベルリーナと差別化

フィアット 850 Sport Coupe 1968

フィアットは1965年のジュネーブ・ショーにおいて、前年にリリースした大衆車「850(ベルリーナ)」の2ドアクーペ版となる「850クーペ」を発表しました。シャシーをはじめ、RRの駆動方式やパワートレインなど基本メカニズムはベルリーナと共通ながら、それとは全く事なるフォルムのボディが与えられました。

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

ベルリーナから性能が向上

社内チームにより手掛けられたエクステリア・デザインは、丸みを帯びたノッチバック・スタイルのベルリーナとは対照的な、直線基調のファストバック・スタイルが特徴でした。又、フロントマスクの意匠もベルリーナとは異なっていました。ボディサイズは全長3,608mm×全幅1,500mm×全高1,300mmで、ベルリーナよりも33mm長く75mm広く、そして85mm低いディメンションでした。

フィアット 850 Sport Coupe 1968

ホイールベースはベルリーナと共通の2,027mmで、車両重量は60kg重い730kgでした。サスペンション形式は、ベルリーナ同様のフロント:ウィッシュボーン+リーフ式/リア:セミトレーリングアーム+コイル式が踏襲されました。リアに搭載されるエンジンは、ベルリーナ用843cc水冷直4OHVをベースに、圧縮比アップやキャブレター変更などのモディファイが施されました。

排気量拡大により更に性能アップ

それに伴い、最高出力は12ps程高い46.6psに、最大トルクは1kg程大きい6.1kgmに向上、4速MTを介しての最高速度は14km/hアップの135km/hとなりました。又、ブレーキはベルリーナの4輪ドラム式から、フロントがディスク式にアップグレードされました。その後1968年に、フェイスリフトと共にエンジンの排気量を903ccに拡大した「850スポルトクーペ」に移行しました。

フィアット 850 Sport Coupe 1968

アウトプットは最高出力52ps/最大トルク6.6kgmに向上し、最高速度は145km/hとなりました。そして1971年、2度目のフェイスリフトによりヘッドランプが丸型2灯式から丸型4灯式に変更された後、同年末に「128クーペ」に後を譲り生産終了となりました。850クーペには、ベルリーナと同様に様々なアバルト・モデルが存在しました。

フィアット 850 Sport Coupe 1968

まず1965年に、排気量を1Lに拡大し最高出力63psの性能を持つ「OT1000クーペ」と、それをベースにツインキャブレター化などにより最高出力を75psに高め、ラジエーターをフロントに移設するなどのモディファイを施したグループ3ホモロゲーションモデル「OTS1000クーペ」が登場しました。

次いで1966年には、「124」用がベースの1.3L直4OHVエンジン(最高出力76ps)を搭載する「OTS1300/124クーペ」と、ブリスターフェンダーやフロントバンパーの間から突き出したスペアタイヤが備わるボディに、2L直4エンジン(最高出力185ps)を搭載するアメリカ市場専用モデル「OT2000クーペ・アメリカ」がリリースされました。

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

フィアット時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする