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いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002):ボディサイズを拡大するとともにエンジンを変更 [UBS25DW/69/73GW]

いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002 初期)

初代モデルが1981年9月に発売されたいすゞ自動車のクロスカントリー型SUV「ビッグホーン」は、1991年12月に10年ぶりにして初のフルモデルチェンジを受け、2代目モデルに移行しました。先代からボディサイズが拡大され全車3ナンバーサイズとなったほか、エンジンがより強力なものに変更されました。

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5ドアロング仕様のみでスタート

いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002 中期)

ボディタイプは、当初用意されたのはメタルトップの5ドア・ロングホイールベース仕様のみで、先代に設定のあった3ドア・ショートホイールベース仕様とソフトトップ仕様は廃止されました。スタイリングは、先代の無骨さが和らげられたほか、フロントまわりが「レンジローバー」との類似性のない独自の意匠に変更されましました。

いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002 後期)

ボディサイズは全長4,660~4,750mm×全幅1,745~1,835mm×全高1,840mmで、先代から全長と全幅が大幅に拡大されました。ホイールベースは2,760mmで、先代ロングホイールベース仕様から110mm延長されました。サスペンション形式は、フロントはダブルウィッシュボーン/トーションバー式を踏襲し、リアはリジッド・リーフ式から4リンク/コイル式に変更されました。

いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002 後期)

駆動方式は、当初は先代同様に副変速機付きのパートタイム4WDのみの設定で、エンジンは3.1L直4ディーゼルターボの4JG2型(最高出力125ps/最大トルク28kgm)と、3.2L直6DOHCガソリンNAの6VD1型(最高出力200ps/最大トルク27kgm)が用意されました。トランスミッションは、前者には5速MTまたは4速トルコン式ATが、後者には4速トルコン式ATが組み合わせられました。

3ドア車やフルタイム4WD車を追加

いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002 後期)

当初のグレード体系は、ディーゼルエンジン搭載の「3.1ベーシック」「3.1イルムシャー」「3.1ハンドリングバイロータス」と、ガソリンエンジン搭載の「3.2ハンドリングバイロータス」のラインナップでした。その後1992年9月に、ホイールベースを2,330mmに短縮した3ドア・ショートボディ仕様が追加されました。

いすゞ ビッグホーン (2代目 1991-2002 後期)

次いで1993年9月に初のマイナーチェンジが実施され、内外装の変更やグレード体系の拡充が図られました。続いて1995年6月に実施された2度目のマイナーチェンジでは、内外装デザインが一新されるとともに、一部グレードにオンデマンド型フルタイム4WD仕様が設定されました。追って翌1996年7月の一部改良で、ABSと運転席SRSエアバッグシステムが標準化されました。

次いで1998年2月に最後のマイナーチェンジが実施され、フロントまわりの意匠変更とともに、エンジンがディーゼルは3L直4DOHCターボの4JX1型(最高出力160ps/最大トルク34kgm)に、ガソリンは3.5L V6DOHC NAの6VE1型(最高出力230ps/最大トルク32kgm)に置換されました。そして2002年、同社のSUV事業からの撤退に伴い国内販売が終了となりました。

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